それから少し経ち

様子を見に来た看護師さんに

「ダウン症ってどんな病気?」

と聞くと

「長く生きる子は生きるけどね」

「どのくらい生きられるの?」

「う〜ん・・20歳とか?」


看護師さんのあやふやな答え悲しい

あんな手術をしてまで

生きようと頑張っているのに

短命だなんて・・悲しい


先生は残念だけど、って言ってた 

私は残念な子を生んだのだろうか


これからの生活は

一体どうなってしまうの?


私の思い描いていた幸せが

音を立てて崩れ落ちていく感じ


その時ふと思い出した

ダウン症って

もしかしたら

同じような顔をした人たち?


そう言えば

妊娠中毎週木曜日に

近くの公園をお掃除していた人で

そんな人がいたのを思い出す


福祉施設の車で数名が来て

落ち葉とかはいてキレイに

してくれていた


「こんにちは」

と挨拶をすると

ぺこりと頭を下げて

お腹が大きなのが不思議なのか

私をじっと見てた人


私のそれまでの人生では

障がい児、障がい者と呼ばれる人と

関わる事が全くなく

その人たちは特別な人たちで

私とは関係ない


どこか別世界の人のような

気がしていました


そのお掃除をしていた人を見ても

「この人も大変だろうけど

ご家族も大変なんだろうな」

と思っていました


本当

全く他人事


ベッドの上でボーッとしていても

涙は流れ続け

赤ちゃんの写真を見て

「この子のどこが悪いの?

こんなに可愛いのに」


そんな時にタイミング良く

夫と夫母、私母の3人が

「赤ちゃん見て来たよーひらめき

と病室へやって来て  

泣いている私を見て一同仰天不安不安



いつもお読み下さり​

​ありがとうございます目がハート


クリスマスカラー🎄のスワッグ✨