虫好き男子Hちゃん
園庭ではダンゴ虫やバッタなど
いろんな虫を集めたり
観察して楽しんでいる子です
小さなバケツいっぱいに
集めたダンゴ虫たちを
お部屋に持って入ろうとするので
「虫さんお外で待っててね」
と、部屋から見えるとこに
置いておくと安心します
ある日
脚を伸ばすと子どもの片手ほどの
大きな蜘蛛が🕷️
虫好きの子たちは大興奮で大騒ぎ
叫びながら震える職員(私)と
結構平気な職員
うまくプラケに捕まえて
子どもたちに見せていました
でも
怖がる子もいたので
「蜘蛛さんお外で待っててねー」
とプラケを外に出したことを
皆すっかり忘れており
帰る間際にHちゃんが
「蜘蛛さんは?」
とふと思い出す
炎天下の元
プラケの中で蜘蛛さん
ご臨終でした
いつも虫を観察するものの
他の子のように
脚をもいでみたり
踏んづけてお陀仏させたり
そんなことを全くしないHちゃん
蜘蛛さんが動かないことに
パニックになってしまい
聞いたことのないような
哀しい叫び泣き
「蜘蛛さん動いて!
先生、蜘蛛さん動かして!」
本当にギャン泣きでした
どうしたものかと考え
「蜘蛛さんお空に帰って行ったよ」
「蜘蛛さん、死んじゃったよ」
通じず泣き叫ぶ
いろいろ言っても伝わらず
「Hちゃん、蜘蛛さん
まんまんちゃん あっ🙏だよ」
と手を合わせてみせると
急に泣き止みました
家でもお仏壇に
手を合わせてるのかな?
蜘蛛さんが死んでしまったと
理解したようでした
その後
小さなコオロギが
タイミング良く部屋に入って来て
Hちゃんのご機嫌は治りました
とても優しいHちゃん
また蜘蛛さん遊びに来てくれると
いいね(怖いけど)
そして
まんまんちゃん(仏さま)って
こちらの方言だったようで
「何ですかそれ?」
と言う職員もいて
降園後はその話で盛り上がりました
ありがとうございます
うに丼✨✨