今日はちゃちゃとぺこから。
道を歩いていると可愛いと言ってもらえて嬉しい。
30回目の稽古へ。
M先生所属の剣友会です。
いつも通り稽古が進んでいきましたが。
終盤、代表先生にかかっていきました。
この日の代表先生はいつもと違いました。
私は壁際に追い込まれ連続打ちを頂き、
突き回され、防いでも防いでも技を打ち込まれ、
最終的には突き飛ばされ…
全く手も足も出せず…
稽古中はただただ必死でしたが、
稽古を終えて下がった瞬間、
自分に悔しくて涙が出てきました。
こんなに悔しくなった稽古は高校生の時に、顧問の先生にかかっていった時ぶり…
もうダメだ、
今日は稽古出来ないって心が折れました。
道場の中央の入り口から出て、
廊下で心を落ち着かせる事にしました。
一番端の入り口まで行き、泣きながら道場内をみていました。
あぁ、こんな状態になってしまっては
本当にもう今日は稽古出来ない。
ただただ涙が止まらず、
面を外そうにも、こんな顔を他の人には見せられない。
悔しくて悔しくて、溢れ出てくる涙。
ひっくひっく泣いていると。
後ろから、
「稽古やらないの？」
振り返ると六段sm先生(女性)が立っていた。
私、
「やります…」
六段sm先生、
「並んでるの？」
一番端の入り口を入ると丁度前にはM先生の列。
私、並んでないのに。
「並んでます…」
六段sm先生、
「じゃあ中に入って並びなさい」
私、
「はい…」
何で六段sm先生は、私の後ろに立っていたのかな…
でも、声をかけてくださったおかげで
稽古に戻ることが出来ました。
M先生の列に並んでからは不思議と涙が止まりました。
M先生は地味に辛い繰り返し相面です。
辛い〜、
辛い〜、
辛い〜！ってかかっていたら、
いつの間にか色々な声が…
「頑張れ〜！」
「声出せ〜！」
「ファイト〜！」
あ〜、皆さん応援してくれているけど…
なんだか悔しい〜‼︎
悔しい‼︎
悔しい‼︎
また涙が出てきました。
最後の一本を打って。
ふと気づくと、剣友会全員がM先生と私の稽古をみていました。
蹲踞をして竹刀をおさめたら。
整列です。
とにかく悔しくて悔しくて。
泣きながら歯を食いしばりながら黙想しました。
黙想すると、不思議と涙が止まりました。
代表先生にご挨拶。
「遠いところから、わざわざありがとう！」
いつもと変わらぬお言葉。
代表先生後に、
声をかけてくださった六段sm先生にご挨拶しに行きました。
私、
「ありがとうございました」
六段sm先生、
「今日ね、私が見れる時は
あなたをずっと見ていたんだけどね」
え？
ずっとですか…？
六段sm先生、
「打つ時に呼吸に気をつけると良いわよ。
切り返しの呼吸を思い出してみて。
呼吸に気をつけるだけで、打ちが変わってくるのよ。
……………
keikoさん。
剣友会、やめないでね。
ここの剣友会は私しか女性がいなかったのよ。
あなたがここに入って来てくれて、
女性剣士が増えたと思って。
本当に嬉しかったのよ。
一緒に頑張りましょうね。」
そう言ってくださって。
あ…
私が代表先生にかかっていったのも
きっと六段sm先生は見ていて
突き飛ばされたりして落ち込んで中央入り口から下がっていったのも
六段sm先生は見ていたんだなと思いました。
だから、一番端の入り口に私が心を落ち着かせていた際に声をかけてくださったのだな。
あの時、声をかけてくださらなかったら…
きっと稽古には戻れなかった。
六段sm先生ありがとうございました。
次の日、31回目の稽古は所属剣友会です。
写真はM先生にかかっている末っ子ちゃん。
朝、私を見るなりM先生、
「昨日は大分、代表先生にやられちゃいましたね！」
え！見られていた！
悔しくて泣いたこと。
六段sm先生に声をかけていただき稽古に戻れたこと。
M先生、
「剣友会やめないですよね？」
私、
「勿論ですよ！」
M先生、
「なかなか無いですよ、この歳になって
悔しいって思う気持ちは。
良かったじゃないですか！！」
は〜っはっは〜！
と、M先生笑って去っていきました。
(いつも明るいM先生…)
その後、七段N先生が
「keikoさん！昨日剣友会とこの稽古で
代表先生に激し目の稽古貰っちゃったらしいっすね！」
隣の隣の市の剣友会なのに……
何で知ってるんですか……
と思いました。
(N先生には、貰っちゃいました！とご報告)
午前中でも暑くなってきましたね。
前日の稽古が効いていて
全身ポンコツ状態でしたが、稽古しました。
汗びっしょりで、防具は全て干します。
胴に垂れを。
面も干します。
すのこを敷きたいところですが、ちゃちゃとぺこがガリガリするので敷けません。
干していたらぺこが寄ってきました。
可愛い。
今日も勿論、稽古頑張ってきますよ‼︎