今日の主役はこれです,鶏のレバーが200グラムで130円,毎日行くスーパーも,忘れたころにちょうど良いタイミングで,桜島鶏のちょっと土のちがう美味しい鶏の肉が販売されます.

【美味しい鶏レバーの甘炊き】

下処理にかなり手間がかかるため,これはよほど商売で鶏レバーを売る鶏肉店や,居酒屋,或いは惣菜を売るお店など,ごく限られた人が作る作業です.

●材料1人前
鶏のレバー200グラム
ニンジンS1本
白ネギ1/3本


塩大さじ2
酢大さじ2
砂糖大さじ3
チューブのおろし生姜好きなだけ
あご出汁適量(好きなだけ)
醤油こさじ1

[作り方]
(匂い消しの工程)
①レバーを水洗いしたあとボールに入れて塩をふりつぶさないように優しく塩揉みする,レバーのヌメリがなくなっら酢を混ぜて一緒に酢塩揉みする

②ザルにあけよく水洗いして塩気と酢をを取り,ペーパーで水気を取る

(切り分け)
③3枚綴りのレバーを細い繋ぎ目を見つけ,それを包丁で切り1匹分のレバーを3個に分ける

④3枚綴りの場合,そのうち1個は必ず心臓(ハート)ですがこれを今から処理の説明すると長くなるので一旦これは冷蔵庫に納めて,レバーの調理に進む

(火入れ)
⑤鍋にお湯を沸かし,沸騰したら強火のまま砂糖大さじ3,チューブのおろし生姜好きなだけを混ぜてまず甘いお湯を作る

⑥中火にして,この甘いお湯の中に細く切ったニンジンS,切り分けたレバーを入れ,中火のまま気長に沸騰するのを待つ

⑦沸騰したらこの段階でレバーの中は半生の状態,今の鶏レバーは育成環境が清潔なのでこの段階で食べられるので好きな人はここで上げて醤油や味ぽんで食べる

⑧さらに中火,あご出汁適量(好きなだけ),醤油こさじ1を加え,さらに沸騰したら弱火にして約15分,レバーの表面になめら照りがついたら出来上がり

【今日のポイント】
鶏レバーには昔からきざみ生姜を入れて一緒に煮込むのが基本ですが,今の新しい時代,チューブのすりおろし生姜を使っても味は変わらないし,いやいやあのショウガをガリガリかじりながらという人はめんどくさいがきざみ生姜を使います.

 ここまでが鉄分を補給するお話,ここからは鬼を締め出す儀式です.






 その余ったお出汁でこんにゃく,揚げなど,鬼絞めにする材料を煮込み,鬼絞めを作る.

 ラバーを煮込んだお出汁はさぞ臭いだろうと思うでしょうが,全く臭くありません,むしろ濃厚な甘辛い味がついていて,なんやったら最初からこれを使った鬼絞めもありかなあ!
と思う深い味わいです.

 鶏レバーが嫌いな人も,この画像を見たらちょっと,鶏のレバーでも食べて鉄分を補給品してみようか,なんならこのまま酌ろうか.

 なめら照りのついた鶏レバーは,お酒のおつまみに最高ですが,お酒が苦手な人,実は好きなんだけど体の事情で飲めない人も,この画像を見たらちょっと,アツアツご飯の上に乗せて食べたくなる一品,下処理にかなり手間はかかりますが,100グラム70円では買えない,深くとろける味わいが待っております.