日本一になるために 宮崎龍太朗 | 慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー

日本一になるために 宮崎龍太朗

ヨォォォー、「北海道から舞い降りた昭和最後の白雪姫」、さきからバトンを受け取りましたLMF(Lytro Myzak Forever)の宮崎龍太朗です。帝王・佐藤のカイザークローも優しく包み込んでしまうさきの包容力は尊敬に値します。

日記リレーという公の場で真面目なことを書くのは、やさぐれた街・黄金町で育った自分にとってはどこか恥ずかしく、今まで逃げ続けてきたのですが、今回はお題が「日本一」ということでどうやら逃げ切れそうにないので、4年という立場を利用して、「日本一」について偉そうに書いてみようと思います。といっても難しいことはあまり書けそうにないので、シンプルなことを書かせてもらいます。

当たり前のことかもしれないけど、「日本一になる」ということは「試合に勝ち続けること」、「負けないこと」だと思う。

「強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い」なんて言葉もあるけど、「日本一になること」が「試合に勝ち続けること」だとすれば、「勝ったチームが強い」のはうなずける。学校の成績にあてはめていえば、絶対評価ではなくて、相対評価ということになる。

ひねくれたことを言うと、どんなに上手いプレーヤーが揃っていても、どんなに優れた戦術があっても、どんなに練習環境に恵まれていても、負けたチームは弱い。逆に言えば、下手なプレーヤーばかりでも、戦術なんて存在しなくても、練習環境が劣悪でも、勝ったチームは強い。(往々にしてそんなことはありえないけれど・・・)勝負の世界とはそういうものだと思う。

それを踏まえて考えるのなら、日本一になるために必要なものは、「勝利へのこだわり」だと思う。勝敗を決める要因は他にもたくさんあるのかもしれないけど、勝つために練習をし、勝つためにアフターをし、勝つために筋トレをし、勝つためにビデオを見、勝つためにミーティングをし、勝つためにノートを書くのだから、一番重要なのは、ほかの何者でもなく、純粋に「勝つということにどれだけ執着できるか」なのだと思う。

だから部員の皆には、今まで以上に「勝ち負け」にこだわってほしい。小原と、つぐたと、泉と、本下と、自分と勝負して、勝て。練習中のひとつのグラボから1on1、スパゲッティ、6on6まで、全てにおいて勝負して、勝て。

内容がかなり一般論みたいになってしまったけど、何かに向かって突っ走っていると、当たり前のことを当たり前すぎて見失ってしまうことがあると思う。その当たり前のことを再確認する意味で、こんな駄文を書きました。老いぼれの最後の断末魔だと思って聞き逃してくれて結構です。

最後に、お世話になったOBの方々や同期、後輩たち、今まで本当にありがとうございました。特に同期と後輩にはたくさん迷惑をかけたけど、こんな僕を支えてくれてありがとう。復帰したての2次合宿のトレーニングは、自分の中で一番辛いものだったけど、君たちのおかげで乗り越えることができました。


さて、次の掃射はMF村端です!類稀なクロスワーク、そしてクリースにフィードを出す意識(nakanidas意識)の高さにおいて彼の右に出るものはいません!G