4年間を振り返って  平井昭久 | 慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー

4年間を振り返って  平井昭久

永山からバトンを受けと取った平井です。早速本題に入ります。

高校を含めると7年間の慶應義塾でのラクロスは昨年で終わりました。
Final4で負けた時は、起きた事が本当に理解出来きなかったというのが現実でした。

そして引退を迎え、正直個人的にもチーム的にも後悔が残るシーズンになってしまいました。
しかし同時に後輩に同じ想いをしてほしくないと真剣に思いました。
この想いは偉大な諸先輩方全員が感じていることだと思います。

先程、私は高校からラクロスを始めたと言いました。その当時ラクロスが下手な自分に熱心にラクロスを教えて下さった慶應ラクロス部OBの松永さんから年末に下記の内容でご連絡を頂きました。

その内容を引用させて頂きます。

「思えば僕も負けて、2週間くらいは脱け殻みたくなってました。
実はそんな思いを後輩にはさせたくない!してほしくない!そう思って塾高の一年生コーチを志願したんだわ。たしか最初に丸子に来たのはたっちーとしまだと山下だったかな。懐かしい。
そんなこともあって個人的には勝手に特別な感情を抱いておりました。
(あの時の僕がどれだけのことをしてあげられたかはわからないけど)
どうやったらみんながうまくなるかばかり考えてて、つまらん、板スローとかもなるべく楽しくなるように大げさにもりあげてね(笑)」

このメールを見た時に自分は7年間色々な方々に支えられてやってきたのだと痛感しました。
自分もこれからはOBである松永さんのように後輩・慶應ラクロスのために自分の出来ることをやりたいと思います。

そこで4年間の慶應義塾大学ラクロス部で過ごして自分が一番大切だと感じた「理想を持つこと」について書かせて頂きます。
ラクロス部における理想と言うのは、個人としては、どんなプレイヤーになりたいか。チームでは慶應義塾大学ラクロス部のあるべき姿だと考えます。

まずプレイヤーとしての理想を考えることについて書きます。

自分の経験から1年生の時は練習をただこなしてしまったと感じています。
確かに1年生は環境の変化もあり色々と大変で練習をやるだけで精一杯になりがちですが、それでは絶対1年生から試合には出られないと思います。

一つ一つの練習に対して目的意識(理想なプレイヤーになる)を持ってやることで飛躍的にうまくなると思います。
しかし、急に理想のプレイヤー像を考えるのは難しいと思います。
なので、まず自分の強みを発見する努力をして下さい。自分の強みを知ることで、理想のプレイヤー像への道が開かれると思います。

次に慶應義塾大学ラクロス部のあるべき姿を考えることについて書きます。これについては特に上級生に良く考えてもらいたいです。
これからの慶應ラクロス部の歴史を変える事が出来るのは後輩の君達だけです。つまり、慶應ラクロス部の在るべき姿を決め実行するのは現役の君達なのです。
それを踏まえて上級生中心に本当に考えて下さい。そして下級生も上級生の姿をみて慶應ラクロス部について考えて下さい。

最後になりますが同期の皆、大学4年間(塾高組は7年間)本当にありがとうございました。そしてOBの方々も本当にありがとうございました。

次のランナーはMGさきちゃんです!よろしく!