日本一になること 牧野圭 | 慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー

日本一になること 牧野圭

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(左 平子 右 牧野)

こんにちわ。
特に面白い前置きが思い付かないのでいきなり本題に入らせていただきます。

日本一・・・それはほとんどの人がどんなジャンルにしても、死ぬまでに通ることのない道です。

僕もラクロス部に入るまでの18年間、一度も考えたことのないものでした。「日本一」という言葉は中高時代の剣道部ではたぶん一度も口にしていません。

圧倒的に競技人口が違うというのもありましたが、当時は都大会に出場しそこでベスト8に入ることが目標でした。むしろ地区予選を勝ち抜けば満足してしまい、その後の練習に身が入らなかった記憶があります。


そんな僕がなんとなくラクロスという未知のスポーツに惹かれ入部した去年、慶應は圧倒的な強さで僕らアーセに全日決勝の舞台を見せてくれました。
チームが学生王者であることや大阪にいけたのはうれしかったですが、ずっと観客席から応援していただけですし、サマーウィンターは即負けたのではっきり言って「強い慶應の一員」という実感はなかったのと、自分がプレー出来ない現状を悔しいとしか思えていませんでした。


で、今年の今頃はベンチ入りくらいしている予定だったのですが残念ながら予定変更で去年の今の時期より下のチームにいます。
夏に少し長い怪我をしたことも、NOVAに落ちたことも、3日くらいで上がれるだろって甘く見ていたのに未だNOVAにいることも、全部非常にもどかしいですが、全てが悪いことではありませんでした。


怪我したことによって、プレー以外でチームを支えて下さっている方々の気持ちも少しばかりわかりました。

今までは好き勝手プレーして他のことにはあまり関心を持てなかった僕も、今では後輩たちの成長が本当に嬉しいですし、同じポジションの後輩が点をとった時はテンションぶち上がる様になりました笑

また最近はセットプレーのないNOVAだからこそ色々試せることもあるなってことに気付き、練習が楽しいです。


ところで、そんな僕がはじめて日本一を体感したのは7月のユース選手権でした。
ラクロスを始めて1年ちょいの下手くそ集団のトーナメントですが一応日本一は日本一です笑
でもそんな経験も僕には悔しさと焦りしか与えてくれませんでした。


今も悩まされている右足首の怪我が当時は最悪の状況だったため、走ることが出来ずに予選初日数分と決勝戦しか出ることが出来なかったのです。
一日毎にみなが成長して優勝し、めちゃくちゃ盛り上がってるなか、すごく悔しい気持ちでなかなか笑えなかったです


そして夏から大学のリーグ戦が始まりました。
僕がNOVAで伸び悩んでいる一方で、一緒に北海道にいったやつらはスカウティングシートに出てくるし、試合を見れば主力として活躍していました。

法政戦や東海戦のあとは本当に焦りました。恐らく次の日体戦も2年生がたくさん出てくるので、同じ気持ちを味わうことになるでしょう・・・

でもでもそんな彼らも日本一になることは決して出来ません!!
来年は春期間もありますし、プレーでもウェイトでもプレー以外でも小さなことを今から積み重ねてしっかりとした上級生になります。
チームにそして日本一に色々な形で貢献できるようがんばりたいですね


さて非常に長くなってしまいましたが次は増田です。
口癖は「ファールだろ」で、特技は「クロスを蹴り上げること」です。
なんでも彼が近づいてくると緊張して筋肉が硬直する人もいるとかいないとか・・・

とかいつもディスってますがなんだかんだいいやつだしまぁまぁ好きです。よろしく