日本一に必要なこと | 慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー

日本一に必要なこと

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(左から洋平・重田・UMBCの選手・牧野)

同じ学部,最寄り駅のぶち上げ櫻井からバトン受け取りました、経済学部2年重田翼です。
多くの方からケヴィンと呼ばれています。一時期マーライオンでした。

僕は塾高ラクロス出身なのですが、今思えばほとんど考えずにラクロスをしてきました。「考える」というよりも、ラクロスをマニュアル通りにただこなしていただけでした。既存のDFシステムに何の疑問も抱かず、ただただ機械的な運動を、真っ暗闇の丸子で繰り返す日々でした。塾高時代には、コーチだった田邊さんにデニーズでこっぴどく叱られた思い出があります。

 慶応大学でのラクロスは、塾高で培ったラクロスとは、まるで違ったスポーツでした。少なくとも考える質,レベルが全く違うということはひしひしと感じました。塾高で2部昇格という目標を掲げていた自分が、今では1部の舞台で日本一を目指せているというこの環境は、本当に恵まれたものであるということが実感できます。
また、大学に入ってからよく海外のラクロスを見るようになりました。NCAAを見ると「同じ大学生なのに・・・」と思うことがよくあります。技術や体格もそうですが、ラクロスにおける根本的な思考回路が日本人と違うのかなと思ったりしています。

 「日本一」という自分が未だ経験のない境地に達するためには、部員各々がもっとミクロなことからマクロなことまで考えて、それを行動に移すことが重要なのではないかと思います。上級生,下級生,上手い下手の枠組みをこえて、部に貢献する必要があるのかもしれません。僕の好きな本(『魔王』伊坂幸太郎)の中に「でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけば、そうすりゃ、世界が変わる」という台詞があります。一人ひとり何かしらの考えを持つことが大切なのではないかと思います。また、ラクロスを純粋に楽しいと感じられる環境で、仲間と切磋琢磨することが、日本一に向かっていくための近道となりうるのではないでしょうか。
 
 次は甘いもの大嫌いの中井さんです。めんどくさい絡みを繰り出したり、かの自由が丘記憶喪失事件の引き金を引いた中井には多少の恨みはありますが、部のことをいつも考えている真面目っ子です。では中井よろしく。