人生の分岐点(加生 雄介) | 慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー

人生の分岐点(加生 雄介)

生粋のベルギー人、小林研くんからバトンを受け取りました加生です。バトンのお題は「人生の分岐点」だそうです。これは明らかにマジメに書かせるようなお題なのでマジメに書きたいと思います。

今までの18年間の人生で分岐点と言えば、どんな場面があるのだろうか。中学受験、野球部に入部、エスカレーターで高校に進学、高校生活でのあの子との出会い、あの子との別れ。。そして、慶應大学に進学と、まああまり自分の人生の中で二者択一の選択を迫られるという場面に遭遇したことはありませんでした。

しかし、今年の4月、大学に入学して早々にその場面に遭遇してしまいました。

入学当初は何のサークルにしようかとか、夏休みはどこに海外旅行に行こうかとか、そんな普通の大学生が考えるようなことを想像し、胸をときめかしていました。

ということで、入学式の日からテニサーに顔を出して酒を飲みまくったり、花見に行ったりしていました。最初の内はそれがとても楽しかったのですが、次第にそのようなサークル活動に疑問を持つようになりました。「このままの生活を続けると大学生活を棒に振って、廃人になるのではないか?」と。

そこで入学以来考えたこともなかった部活動をすることを考えてみることにしたのです。

しかし、高校まで続けた野球をするのはもう限界だと感じていたし、何か新しいことで熱くなれるスポーツはないかと探しました。そこで目についたのがこの慶應ラクロス部です。

そこで練習体験会に参加してみたところ、その難しさに驚きました。クロスという未知の物体を使ってキャッチボールなんかできるのかと思ったし、実際暴投ばかりしていました。しかし、しばらく体験会に参加していると少しずつではありますが上手く投げれるようになってきたのです。練習してすぐに上手くなるという感覚は本当に久しぶりで、ものすごくやりがいを感じ、この部活なら4年間頑張れると思いました。

でもそう決心した中でもやはり迷いはありました。海外旅行もたくさんしたかったし、部活に入るとそんな時間はないのではないかとか、もっと普通の大学生が送っているような生活をしてもいいのではないかとか。そんな葛藤を繰り返しながらも最終的にラクロス部に入部しようと決心がつきました。このラクロス部に所属する4年間の間で自分が大きく成長できるはずだと感じたからです。

今ではラクロス部に入って本当に良かったと思うし、ラクロス部に入っていなかったらどんな生活を送っていたのだろうと思うとゾッとします。

これからも自分がラクロスの技術を高めるのはもちろん、先輩が日本一を達成できるようにしっかり仕事をこなしていきたいと思います。

それでは、次は僕が政治学のノートをコピーしてあげたのに単位を落としてしまった小原くんです。お題は「肉体改造」でお願いします!