いつか(新井雅幸) | 慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー

いつか(新井雅幸)

バトンを預かりました、一年の新井です。5時45分の渋谷駅、急行の喧騒を避けて各停に乗り込み、新丸子からグラウンドに向かう生活を始めて四ヶ月、だんだん早起きにも慣れてきた今日この頃であります。さて、この日記リレーも早いもので自分でもう76人目(のはずです)、特に面白いことが書けるわけもなく、何を書こうか悩んだままついに順番が回ってきてしまいました。なので、とりあえず高校生活でも綴ってみようと思います。

ラクロス部の中にも知らない人は少なくないと思いますが、僕は高校時代ラグビー部に所属していました。僕の高校は近年、県でベスト8止まりなので、僕たちは絶対にベスト4に入ろうと意気込んでいたわけです。そして始まった花園予選、ベスト8まで順調に勝ち進み、ついにベスト4をかけた準々決勝。相手は僕が二年の時の全国ベスト4、埼玉の強豪 正智深谷。試合前にアップをしている最中どうしても正智深谷の方に目が行ってしまう僕達。そこにはいるんです・・・黒くて大きい人たちが・・・。あなたはトンガ王国という国を知っているでしょうか。太平洋に浮かぶ「世界で最初に朝をむかえる国」、それがトンガ王国です。「ケソみたいな外人が相手チームにいたら鬱だ」なんて声を聞いたことがありますが、まさにそんな感じです。ウチの監督は「今年のトンガは史上最弱だ」なんて言ってましたが、決して弱いなんて考えられません。180cm95kg、100m10秒台で走るような怪物です・・・。ハーフラインあたりから一人でボールを持って7,8人を薙ぎ倒しトライされたのは今でも忘れられません。自分もその六人目くらいだったので・・・。結局試合には負け引退することとなったわけですが、練習が厳しかった分、大きな達成感を味わうことができ、ラグビーをやっていて本当に良かったと思いました。そんな感動をラクロスでも味わうために、日々精進していかねばならないと思います。

思っていた通り、どうしようもない文章になってしまい申し訳ないです。そろそろバトンを渡したいと思います。次は来年の核になるであろう押田さんです。よろしくお願いします。