原点(吉岡謙) | 慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー

原点(吉岡謙)

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こんにちは、つい先日語学のもの一式と大切なラクロスノートが入っていたレトロなビニールバッグを丸ごと紛失してしまって、そのことを未だに引きずっている1年の吉岡です。文才がこれっぽっちもない自分にとってはこのリレーの企画を聞いた日から自分の番が回ってくるのが怖くて毎日ドキドキしていました。どんなことを書けば良いのかわかりません、とりあえず最近の自分の身のまわりの話からしたいと思います。

今僕の家には小学生のいとこが二人遊びに来ています。二人とも女の子なのですが特に長女の方は活発で女の子らしさなどまるで見受けられません。どうやら、今はワールドカップにはまっているようです。ついこの前行われたポルトガル対フランスの試合なんて狂うようにフランスを応援していました。そのハイライトを翌日一緒に見ていたときの事です。テレビ局の巧みな編集によってフランスのジダンの華麗なプレーが映ったすぐ後にワールドカップのトロフィーが輝かしく映ったときに彼女はこんなことを言い放ちました。

「ジダンとあれってなんか似てるね。」

“あれ”とはトロフィーのことです。頭の感じとか、ゴツゴツした感じとかたしかになぁと笑ってしまいましたが、“すべての監督が夢見るフォーメーション4-ジダン-2”とまで言われる世界のジダンに対する「ハゲ」以外の新たな外見についての失礼極まりない悪口、久しぶりに聞くことができました。

無理やりラクロスの話へとつなげますが、彼女達の何に対しても好奇心旺盛な姿と、今の自分のラクロスというスポーツに対する気持ちはきっとさほど変わらないのだと僕はふと感じました。今僕が丸子で目にするものは全て新鮮で、ラクロスに関する知識など全くないのですが、おかげさまでヘタクソながら毎日楽しい生活を送ることができています。スポーツをしているのだから当然のことなのですが、これから先、きっといくつもの壁に直面することがあるはずです。しかし、純粋にラクロスを心から楽しいと思っている今の自分の姿を決して忘れずにどんなときも前へと進んで行きたいです。

さて、次にバトンを渡すのは毎週土曜日にやむを得ず一緒に授業抜けをさせてもらっている中村さんです!!中村さんのグラボを救った後の持ち替えは華麗で、他の色々なトリッキーなプレーは新入生の自分にとっては非常に魅力的な先輩です。それでは、中村さんよろしくお願いします!!