ゴーリーというポジションについて | 慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー

ゴーリーというポジションについて

亀井さんからご紹介に与りました3年の太田です。今回こういった日記を書くにあたって何を書こうかなーって思っていたのですが、自分はゴーリーという特殊なポジションをやっているのでゴーリーというポジションについてとその面白さについて書きたいと思います。これからポジションを決める一年生たちの参考になれば幸いです。



チームの最後の砦であるゴーリー。セーブができなければ即失点につながる。ラクロスにおいて1点を取るのがどれだけ大変かということを踏まえるとセーブ能力が大変重要であるのは間違いない。しかし、セーブするだけがゴーリーの役割ではない。以下にゴーリーのセーブ以外の役割の一例を挙げてみたいと思う


DFの指令的存在でもあるゴーリーは状況に応じてDF陣に様々な指示を出し、統率しなければならない。このため、ゴーリーには現在置かれている状況を的確に把握する状況把握能力、ならびにチームの戦術などに対する深い知識が要求されるのである。


次に必要とされるのが、OFにつなげるために的確なパスを出すことが要求される。ラクロスは展開が速いスポーツであり、シュートをセーブすれば終わりなのではない。すぐにDFからOFへと攻守が変わる。そのため、MFDFはいち早くボールをもらおうと飛び出す。その選手たちに対して早く(速く)、正確にパスを供給せねばならない。


今挙げたのはゴーリーの役割のほんの一例であり、ゴーリーにはラクロスにおける多くの能力が必要とされるのである。


こうやって見るとゴーリーの責任は大変大きいように思える。しかし、その分やりがいも大きい。


例えば、DFの危機的状況(ex.ゴーリーとシューターが1対1の状況)でシュートをセーブする。そのとき、見ている人たちの悲鳴が歓声に変わる。このような状況下でシュートをセーブできれば試合の流れを自チームに有利に持ってくることができる。つまり試合におけるターニングポイントに立つことができるということ。また、DF陣はゴーリーを信頼して、DFを行う。こうやってチームメイトに信頼してもらったり、試合のターニングポイントに立つことができたりするゴーリーというのはすごく贅沢なように私は思います。



お読みくださり、ありがとうございました。以上、長々と書いてきましたが、とどのつまりはゴーリーって素晴らしいポジションだということ。そのことが皆さんに少しでも伝わればと思います。もしも、試合を見る機会があったならばぜひゴーリーに注目してみてください。




それでは次は次世代の慶應DF陣を率いる期待のホープ、テキサスチェーンソー田邊君にお願いしたいと思います。UNCのコーチも認めるそのギャグセンスをぜひ披露してください。それでは田邊君よろしくー。