埼玉県民のつぶやき。 | 慶應義塾大学体育会男子ラクロス部の日記リレー

埼玉県民のつぶやき。

miya

毎朝539分埼玉県志木駅発の東武東上線という汽車に揺られ、埼玉~東京~神奈川の小旅行を楽しみながら部活に通っています、こんにちは宮本です。7万円近くする「志木⇔日吉」の6ヶ月定期券(志木、池袋、新宿、原宿、渋谷、代官山、自由が丘経由というドリームチケット)を1ヶ月の間に2度もなくすという辛辣な過去を乗り越え、僕はまたひとつ強くなりました。どうぞよろしく。

さて、わが慶應男子ラクロスは部員90人近くのマンモス部にも関わらず、埼玉県民はわずか6人(神津さん#11、川北#7、宮本#70、加藤#60、松崎#61、佐藤さん〈TR〉)しかいません。しかも埼玉から自宅通いを続けている純粋無垢な県民は前者3人のみと、目をつむりたくなるような現実がそこには立ちはだかっています。3人の少数民族は毎日、肩身の狭い思いをして練習に臨んでいます。心なしか、神津さんは僕と川北に特別な愛情を注いでくれているような気がします、気のせいでしょうか。

そりゃね、K楽園住まいの坂野くん#17や、J由が丘住まいの竹嶌くん#26が埼玉をこけにしてきたら僕だって何も言えませんよ。でも、トンネルを抜けるとそこは雪国ならぬ石川県から遠路はるばるとやってきた太田#1や、埼玉県まで10歩あるいたところに自宅があるインチキ都民の池田#5に「ダサいたま」呼ばわりされると、さすがに手が出そうなる時があります。

そして僕が「埼玉県民」というコミュニティーではなく「慶應志木高校出身」というコミュニティーに立つとさらに窮地に追いやられます。塾高出身者を中心に「田舎もの」扱いされます。

慶應義塾には塾高(日吉)、湘南藤沢高(SFC)、ニューヨーク高(NY)、女子高、そして志木高と5つの高校が存在します。部員の50%(40人くらい)が塾高出身であるのに対して、志木高は全体の6%(5人)しかいません。県民の同胞と思っていた川北も塾高出身というコミュニティーに立つと、ころりと寝返ります。

確かに、志木高の森にはタヌキがいますし、その昔農業高校だった名残から志木高の文化祭の名前は「収穫祭」ですし、ラグビー場の下に埋まっている土壌は農業高校時代の土でバイ菌が多いから怪我するとやたら患部がパンパンに腫れますし、志木高生の庭は「大宮」か「池袋」ですし、志木高の土地がどんどん売却されていくのは大学の資金源の調達のためという噂も聞きますし、僕自身高校時代に女の子から学校名を聞かれても『♀「ねえ、高校どこ?」僕「慶應志木だよ。」♀「えーどこそれ」』という一連の流れを恐れるあまり「慶應だよ。」と答えていましたし、まーみんながおちょくりたくなる理由もわからなくないです。

しかし、いくらなんでもみんな言い過ぎです。志木高をこよなく愛する僕にとってこれほどの仕打ちはありません。僕は打たれ弱いので素でへこみます。


ここで掛けことばをひとつ。

「みやもとたかひろとかけまして、姉歯のマンションと説く。」


(そのこころは?)


「見た目以上にもろいんです。」

(うまい!)

だてに笑点を毎週録画していません!


こんな僕ですが、最近1ヶ月間の足のリハビリを終え、やっと練習に復帰しました。体力やコンディションはまだ本調子ではなく歯痒い思いもしていますが、今はそんな辛さを忘れるくらいラクロスが楽しいです。ケガする前よりもいいパフォーマンスができるように、これからさらに邁進していこうと思いますのでみなさん応援よろしくお願いします。



次はタイガージャージを脱ぎ捨て丸子の地にやってきた期待のマッチョ俊足ルーキー、そして理工学部なのに√144=12と答えられなかった、1年生市村賢くん、通称ケソにバトンを渡します!ちなみに彼の母親はアメリカ人で家ではいつも英会話だそうです。これっていわゆる駅前留学ならぬ、エキマン留学ってやつですね!

そんじゃケソよろしく!


・・・ケソ笑いすぎ!!