【優勝に懸ける想い vol.24 #TR 雑賀ゆい】


ノリ良すぎで癖強い韓国オンニ、りさこから回ってきました、TRの雑賀ゆい(ゆい)です。

りさこは、Netflixのあらゆるドラマや映画全部見たんじゃないかというレベルの知識量や、アメリカ遠征中にキレッキレのダンスやお笑いセンスを披露しちゃうノリの良さ(また見たいなぁ🤩)を持っていますが、何か聞きたいことや相談したいこと、不安に思うことなどあるといつも真っ先に話してしまうくらい安心感もあって、頼れる同期スタッフです。
AS業においてもわかりやすくて完璧な分析を毎回してくれるし、常に周りを見て行動できて、幹部の仕事も審判もできちゃいます。こんなにマルチなのはこれまで私の知らないところでたくさん苦労して、努力したからじゃないかなと思います。尊敬しかありません。

りさこの存在は私だけじゃなく、このチームにとって本当に大きいし、ラクロス部に欠かせない人材です。
部活を通して出会えて本当によかった!いつも部活中でも部活外でも仲良くしてくれて有難う!引退しても仲良くしたいです!!

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それでは本題の「優勝への想い」について4年間で学んだことや感じたことを含めて書こうと思います。
気持ちを書いたりするのが苦手なので拙い文章だと思いますが、お付き合い頂けたら幸いです。

「優勝への想い」

この言葉を聞いて、4年間たくさん悩んだ記憶が蘇ってきます。

私はスタッフで、選手のみんなみたいにチーム全体の目標でもある「全層で日本一」に直接プレーをして貢献することができません。

スタッフの役割はあくまで選手やコーチ陣のサポートなので、「優勝」にどう関わっていけばいいのか、1年生の時からずっと悩みました。

入学前からコロナが流行り、その影響で外出したり、友人と遊んだり、大学通ったりと「当たり前の生活」が無くなってしまいました。
せっかく華の大学生を楽しむぞ!!と思っていたのに、できなくなり、落ち込むばかりでした。

そんな中、高校の先輩方や友人が所属していた女子ラクロス部のSNSでよく出ていたこのフレーズを見て、いつの間にか入部していました。
そのフレーズは、、、

「私たちと一緒に日本一、目指しませんか?」です。

日本一という言葉のかっこいい響き、パイオニアであるラクロス部ならではの目標、一生懸命頑張れる環境。
このフレーズからこの様なことが予測できたのもあり、「私もこの一員になりたい」という思いを持ちはじめ、興味が湧きました。

ただ選手として入部することには体力面などで不安があったので、スタッフとして入部しましたが、ここだけの話、簡単な生活ではなかったです。

ラクロス経験者ではないので、何も知識がない状態で、選手の1番近くで支えることができるTRという役職に惹かれ、TRになることを決めました。

TRという役職は選手のコンディション調整を主に担当します。つまり、私がかける練習メニューやトレーニングの制限、テーピング、怪我の対応、応急処置などが選手たちのラクロス人生を大きく左右しちゃう重要な役割です。
いかに選手をより良い状態に管理して活躍しやすい環境を作るか、この使命に責任とプレッシャーを感じました。

入部当初は普通のマネージャー業やラクロスの知識も覚えつつ、怪我や応急処置の知識を入れること、テーピング技術を磨くことなど、専門的な要素が多く、頭を抱えていました。

テーピングテストを受けても再テスト。
アイシングを巻いても落ちてきてしまい、もっとキツく巻いてと指摘を受ける日々。
私が対応していると首を傾げて、不安な顔を浮かべている選手の姿。

ああ、私はTRに向いていないんだ。迷惑かけてばっかだと落ち込む日々。
何度逃げ出したいと思ったか数えきれません。

こんな日々を過ごしていた私のラクロス人生の転機となったのは、1年生大会の1つでもある「ウィンター大会」です。

ウィンター大会では、サマー大会で実現できなかった「優勝」に向けて、選手たちは毎日練習をしていました。
その疲労によるものだと思いますが、怪我人も増え、精神的に落ち込んでいる人も増えました。

そんな状況下で、私に出来ることはなんなのか考えた結果、「選手たちのコンディション管理を徹底して、優勝できる環境を作る」が思い浮かびました。
すごく綺麗事だし、ぼんやりした目標でしたが、この目標を思いついた日から試合当日まで私なりに自主的に動けたり、周りを常に見て選手の異変に気付ける様になり、TRとしての自覚を持って挑めました。

そしてこの大会で初めて優勝という経験をしました。優勝をした時の同期の感動した姿や達成感から「今後の試合でもみんなを笑顔にしたい、その為にも優勝できる様に貢献したい」という想いが芽生えた気がします。

2年生になると、有難いことに準リーグやVリーグのベンチにも入れる様になりました。
どんどん公式戦にスタッフとして関われる様になってから、私が「優勝」にどう具体的に関わればいいのかより考えるようになった気がします。

「優勝」に関わるということはいろんな方法があると思います。
試合で中実際にプレーで貢献することもそうですし、スタッフとして選手のサポートをすること、運営面などで貢献すること。上げたらキリがないと思うくらい関われる機会があることを2年生の頃に学びました。

実際に2年生から運営面でも携わる様になりました。早慶戦実行委員や新歓の仕事を通して大会やイベントを運営することの大変さ、運営がいないと選手が掲げている優勝という目標を実現できる環境すらないことを学びました。
私は「スタッフとしても運営側でも幅広く携わり、選手が優勝できる環境作りに貢献しよう」という想いを抱え、3年生になりました。

3年生ではまず早慶戦の運営に関わりました。コロナ明け初の有観客試合に向けて、選手にも観客にも楽しんでもらえる様な大会実現を目指しました。

4年ぶりの有観客試合、また早慶戦開催から30周年という記念すべき回でもあったことから、開催に向けて課題が非常に多く、何度も壁にぶつかりました。
選手にとってもお客様にとっても楽しい試合になる様に、毎日授業やゼミ中でもずーっと委員会メンバーとラインをして、mtgを何度もして、睡眠時間を削って、部活外でも仕事しかしていなかったあの3ヶ月間は正直大変で、パンクしそうでした。

ですが、この経験から大会運営の大変さや、周りの協力があるからこうして選手が頑張れる環境があることに気が付きました。
また、試合後選手からの「有難う」という言葉や、選手たちの楽しそうにしている姿は私にとってモチベーションになっていることにも気付き、「選手のため」には何ができるかを考える機会が増えました。

そして3年生では早慶戦やリーグ戦のベンチにも入る様になり、TRとしても成長する機会をたくさん頂きました。

今振り返ると、去年はTRとしても、上級生としても学べる機会が多かったと同時に、「優勝への想い」が強くなったと感じます。

きっかけは、昨年度の学生リーグ戦で優勝した日です。
「日本一」という目標を叶えたあの日は忘れられません。

心のどこかで無意識に「そんな大きな目標叶えられるのかな」と思っていたからか、「初心者が多い私たちでも優勝できるんだ。日本一になれるんだ。努力は裏切らないんだ。」そう思える様になりました。

選手の喜んでいる姿、観客席の黄色い声援、祝福の言葉、感動で泣いている姿。

あの瞬間、あの光景から私は「来年も絶対に優勝させてあげたい」と強く思いました。

そして迎えた4年目。TR長として全チームのコンディション管理を徹底して、絶対に目標達成に貢献すると決め、気合いを入れて活動に励みましたが、正直今年は「TR長失格」だと思っています。

なんでそう思うか。それはチームを目標達成に向けてサポートできなかったからです。

中央戦後のみんなの姿が鮮明に記憶に残っています。

試合終了のホイッスルがなると同時に倒れ込む姿、涙を抑えきれず泣き崩れる姿、自分のせいだと責める姿。

私の管理不足のせいでみんなが100%の力を発揮できなかった。みんなの努力を台無しにした。先輩方みたいにTR長を全うすることができなかった。

今振り返っても正直後悔しかありません。ですが、後悔してもあの日をやり直せるわけではありません。

予選敗退してしまった今、私ができることは残りの試合で選手が活躍できる様にコンディション調整に務めることと、後輩たちに反省点を共有したり教えることだと思っています。

悔しい結果になってしまいましたが、残りの部活動を同期や後輩との思い出をたくさん作って、スタッフとしてや上級生としての役目を最後まで全うして、ラクロス人生に幕を閉じたいと思います。

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まとまりのない文章になってしまいましたが、最後にお世話になった方々に感謝の気持ちを示したいと思います。

家族へ:
ブログ読んでるのかわからないけど、せっかくの機会なので普段言えない気持ちを書きます笑
まずは体育会に、しかもラクロス部に入部すると言った時、反対もせずに「いいじゃん!」と背中を押してくれて有難う。
入部してからの生活は朝早くからの時もあれば夜遅くまでの時もあったりと、スケジュール面を初めたくさんの迷惑をかけてきたと思います。
だけど嫌な顔を一つもせず、大変なはずなのに送り迎えしてくれたり、帰宅するとすぐに温かい料理を用意してくれたり、部活での不安や悩み事などを聞いてくれたり、とても些細なことかもしれないけどそういった行動が私にとって心の支えでした。
親不孝な行動ばっかりだったと思うけど、不満も言わずにずっと私の横で支えてくれて有難う。
これからもたくさん宜しくお願いします🤲

同期へ:
たくさん迷惑をかけたよね。特に今年はみんなの目標に向けて、先輩方みたいにきちんとTR長としての役割を果たせなくて、結果目標を叶えることができなくてごめんね。
みんなにはたくさん助けてもらったのに、恩返しができなくて後悔が残るばかりです。
だけど、この代に入部できてよかったと心の底から思います。
集団性インキャな感じとか、すごく些細なことで覚えていない人が大半だと思うけどテーピングやアイシング、マッサージした時に「有難う!」「ゆいのテーピングは安心できる」「ゆいのマッサージで調子良くなった!」と言ってくれたり、悩み事があると真剣に話を聞いてくれてアドバイスをしてくれるみんながいたから、ここまで辞めずに頑張れたと思います。本当に感謝しかありません、有難う🙇‍♀️
残りわずかのラクロス生活みんなで楽しもうね!
引退後も仲良くしてもらえたら嬉しいです😌

先輩方へ:
スタッフの先輩方をはじめ、入部初期の頃から親切にラクロスのルールや仕事内容を教えて頂き有難うございました。
目標に向けて一生懸命練習や練習試合、自主練などで頑張っている姿や、選手第一で考え、行動されている姿を見て、本当にかっこよく、先輩方みたいになりたいと強く思い、いつの間にか私自身の目指す人物像になっていました。
そんな先輩方の1番近くで教わることができ、学ぶことが多く、楽しかったです。
この部活に入ってよかったと思える皆様と出会えて幸せでした。多大なるご迷惑をおかけしたと思いますが、親身になって接して頂き、本当に有難うございました。
今後とも何卒宜しくお願い致します。

後輩へ:
頼りない先輩でごめんね。たくさん迷惑をかけました。
だけどここまで辞めずに、みんなと一緒に活動できて本当に楽しかったです。
後輩のみんなにはまだ目標に向かって一生懸命頑張れるチャンスと環境があります。このチャンスと環境を活かして、ラクロス人生を悔いのないものにして欲しいです。
もちろん、辛いこと、悩むこともたくさんあると思います。だけど、それらを乗り越えた先には必ず実ることや学べることがあります。
なので、諦めずにチーム一丸となって、私たちが叶えられなかった目標を達成して欲しいなと強く思います。
くれぐれも体調や怪我には気をつけて、でも思いっきりラクロスを楽しんでね!
今よりは少し遠い場所からになってしまうけど、応援しています!!
頑張れ!🔥

その他日々支えてくださった方々へ:
常に練習や試合などにお越し頂き、応援して頂いているOBOGの方々を初め、観客数の多い試合としても知られる早慶戦運営においてご協力頂いた方々、忙しいスケジュールにも関わらず遠いグラウンドまでお越し頂き、誰よりも大きな声を出して声が枯れるまで応援し、観客席を盛り上げてくださった應援指導部の皆様など、数多くの方々に日頃から弊部をサポートして頂いたと思います。
部員以外の皆様と関わる機会が多かった私だからこそ、皆様の声援やサポートが選手にとってどれだけ心強いものだったか、よく理解しています。
皆様の声援やサポートが選手の力の源になっていました。お忙しい中、弊部を応援して頂き、有難うございます。
今年度のリーグ戦は予選敗退という結果になってしまいましたが、まだ23チームの準リーグやVリーグ、ウィンター戦が残っています。
それぞれの試合での優勝に向け、選手たちは日々練習に一生懸命励んでおります。
まだまだ皆様の応援が必要です。引き続き応援して頂けると幸いです。

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長く書いてしまいましたが、以上で私のブログを終わりたいと思います。
最後まで読んで頂き有難うございました。

次は身長の8割ぐらいを占めているあの長い足で颯爽と走ってクリアなどチームを引っ張っているDFの要、ひなたです!
ひなたとは最寄りが同じ路線で、いつも練習や練習試合などの移動を共にしている移動のバディです!笑
くだらない話から悩み事まで優しく聞いてくれて、女神の様な優しい性格を持つひなたですが、誰よりも努力家で、みんなが見てない場所でどれだけ練習していたか、、、そう思うくらいいつも一生懸命頑張っている選手です。

彼女の優しい笑顔の裏にはきっと辛かった経験が数多くあるかと思います。辛くて泣きたい時だってあったはずだけど、そんな素振りを一切見せず、一生懸命頑張っている彼女の姿にいつも心を打たれ、私も頑張らなくちゃと思わせてくれる存在です。
いつもくだらない話に付き添ってくれて、仲良くしてくれて有難う!これからも宜しくね!
準リーグファイト!!💪

そんな彼女が書くブログ、ぜひ読んでください!!😌