【優勝に懸ける想い vol.23 #AS 横井りさ子】


ゆかりから回ってきました、ASのりさこです。

ゆかりとは、入部時に振り分けられた学年内でのグループが同じで、4年間お互いの起床を確認したり、仕事面でも協力をしてきた仲です。グループ内で呼び続けてきたゆかりのあだ名が最近部内でも定着し始めてきて嬉しいです。本人も満更でもなさそうです。

最近もよくグループメンバー全員で集まったり、卒業旅行を計画しちゃったりして、ゆかりへのラブ度もどんどん増しているところですが、ゆかりは常に多忙で予定を合わせるのが大変です。そして、彼女は2秒もあればどんな状況でもすぐに寝ます。今日は朝まで語り尽くすぞ!パーティーだ!!って日も何度も裏切られてきました。私のカメラロールにはバラエティ豊かなゆかりの寝姿が沢山あるし、この前は寝落ちて集合に1時間半近く遅れた挙句、夜の渋谷に手ぶらで現れました。睡眠をとって元気な時はすぐにダンスバトルを吹っかけてきます。弱いです。もっと強くなってからにしてください。早く次の泊まりの予定立てたいよーーー😑

部内でも群を抜いて真面目で努力家で、最高に面白くて、ちょっぴり不運なりんご🍎、大好きだよ🥭🤍



ではここからは私の話に移ります👩‍💻

ラクロスを始めてからの11年間を振り返って、なんだかずっと大変だったなぁと思います。

中1、初めて知ったラクロスというスポーツにワクワクしながら入部したのに、活動は全然させてもらえないし、ユニフォームすら作ってもらえない。厳しい上下関係の中で監督・先輩からはたくさん怒られて、突然フィールダーからゴーリーに転向になって、やっとうまく物事が進み始めたと思ったら国も言葉も文化も変わって。そんな環境でも頑張ってたのに怪我でプレーできなくなって。
大学生になって、スタッフとして入部してからも辛いこと、苦しいこと、悔しいことが無数に続いて、本当にずーーーーっと部活を辞めたかったし、この部活も、ラクロスという競技自体も大嫌いになった時期もあった。
大1の時の誕生日は大宮から帰って夜に一人で泣いてたし、大2になっても同期と電話越しに無言でお互い涙を流した日もあった。2年生までは何度も何度も部則の退部手続きの項目を読み返して、今度こそ辞めよう、次こそはって決心してた。大3になってからは色々吹っ切れて、ウジウジ思い悩んだり泣くようなことはなくなったけど、それでもまだ他部活に転部しようと思ってた。

でも気づいたら今こうやって引退ブログを書いてるんだもんな〜 不思議。
だけど、どんなに辛くても私がここまで頑張ってこれた理由は明確で。

それは、全チーム・全層の勝利に貢献出来たこと。
そして、全部員が輝く姿を1番近くで見れたこと。
 
この4年間で私は、全日本学生選手権、関東学生ラクロスリーグ戦、準リーグ、Vリーグα・β、そして1年生大会と、全部員をカバーする様々な層の試合のベンチに入ってきました。そしてその全ての層で優勝を掴んでいます。

優勝を掴むまでにも全チーム・全層の練習に参加して、全プレーヤーの調子の良し悪しを把握して。沢山のプレーヤーがフィールドで輝く姿と色んなチームの勝利をベンチから、誰よりも近い場所で見ることができた。
 
 
こんな素敵なことありますか?
 
 
体育会のスタッフだと言う度に、何がモチベーションになっているのか、と何度も人に聞かれてきました。
確かに試合で輝くのはプレーヤーですよね。表舞台に立つのがプレーヤー、そしてそれを影で支えるのがスタッフ。
私たちスタッフはドローで流れを掴むこともシュートを決めて会場を沸かすことも出来ない。強いディフェンスでボールを奪うことも相手のシュートをセーブしてピンチを救うことも出来ない。
日々、プレーヤーにも負けないくらい辛い思いはしてきているのに、表に立つことはない。

だけど全チームに携わって、全部員と勝利の瞬間を共にできるのは私たちスタッフの特権なんです。
この経験をする度にどんどんどんどん自分の役職に、このチームに惹き込まれていきました。
 
私たち慶應義塾大学女子ラクロス部が掲げる「全層優勝で日本一」という目標。これに一番近いのは実はスタッフなんじゃないかなと思っています。
今まで辛いことも苦しいことも悔しいことも沢山あったけど、大きなチームの裏にある一人ひとりの努力と葛藤と輝きを誰よりも近くで見てきたから私は頑張れた。

全部員と勝利の瞬間を共にする、全員と肩を並べて若き血を1度でも多く歌う、これがスタッフである私が4年間優勝に懸けていた想いです。
今年のリーグ戦は終わってしまったけど、Vリーグと準リーグはまだ続いています。
この想いを胸に、11年間のラクロス人生後少し、最後まで走り抜けようと思います。


夏合宿の時には、ブログ書いても300字だわ!とか言ってたくせにこんなに長くなってしまいましたが、最後に少しだけみんなへの感謝を。

まず、4年間一緒に戦い抜いてくれた同期たちへ

何も言葉にしなくても私を理解してくれるスタッフ陣、りさこファンクラブ立ち上げるとか言って謎に応援してくれるファンクラブのみんな(笑)、りさこには話すねって無条件に私の事を信頼してくれるbesties、りさこが自分のチームに来てくれるなら頑張れるわって言いながらむしろ私に元気をくれるsweeties、業務連絡グルになってもおかしくないのに4年目になってもくだらない会話で毎日100件くらいラインしてるおは、みんなが居なかったら確実に私はここまで来れてなかった。私が持ってる言葉全部を合わせても伝えきれないくらい感謝してるよ。泣くほど辛かった部活も、みんなに会えなくなると思ったら辞めるのが惜しかったし、今も引退後にみんなと当たり前のように会えなくなるのが怖いです。私もみんなにもらった分だけ、いやそれ以上にお返しできてるといいな。みんなに出会えただけでこの部活に入って良かったって思ってるよ。みんなの同期になれて私は幸せです、大好き。


私たちへのメッセージも書いてくださいよと言ってきた後輩たちへ

あなたたちは私が熱いことを書いてもすーぐ揚げ足を取ってきそうなので軽い気持ちで書きます。
2人が入ってきた時、本当に最初はどうなることやらと思ってたけど、今では2人がこんなに仲良く、大きく成長してくれて感慨深いです。2人の頭の切れ具合は本当に尊敬しています。
私は2人に先輩らしいことは一個もしてないし、なんならずっと頼りっぱなしだったから、嫌われてなければいいなくらいの気持ちだけど、これから2人がどんなチームを作っていくのかを楽しみに、陰ながら応援していきます。(後輩には優しくするんだよ)
今まで通りかっこいいアドバイスなんてできないけど、そっかそっかって話を聞くことくらいはできるからなんかあったらご飯でも誘ってください。喜んで駆けつけます。
こんな私と3年間も一緒にやってくれてありがとうね!本当に!


それから忘れちゃいけない中高生時代の同期たちへ(当時はラクロス部じゃなかったみんなも含めてね)

大学入学前、体育会にすら入ろうとしてなかった私をラクロスに引き戻してくれてありがとう。みんなにASという役職を教えてもらって、一緒にラクロス続けようって説得されてなかったら絶対に部活に入ってなかった。
各大学で大活躍してるみんなを見るのが大好きだったし、練習試合で会える日をいっつも楽しみにしてたよ。みんなが引退してからの1年間は正直寂しかった。
中学生の時のあの意味わかんないくらい理不尽で辛かった日々を一緒に乗り越えてくれて、お腹が攣るくらいたくさん笑わせてくれて、高1で私が海外に行ってからもずっと連絡をとってくれて、向こうでの生活を応援してくれて、みんなが社会人になった今も私の愚痴に付き合ってくれて、私のことを大切にしてくれてありがとう、大好き。
書いてたらみんなにどうしようもなく会いたくなってきちゃったなぁ。もしこれ読んでたら連絡ちょーだい。



リーグ戦の閉幕式とかでよく大声で何度も言わされる”Lacrosse makes friends”ってやつ、恥ずかしいなぁって思ってたけど、もっと大声で叫んどけば良かった。みんな死んでも仲良くしてもらうからね。これからもずっとずっとよろしくね。



次は最強フッ軽で私の合宿遠征バディ、ゆいにバトンを渡します。

ゆいとはここには書ききれない程のたくさんの思い出(と思い出したくもない黒歴史)が国内外様々な場所にありますが、私にとって彼女は、部内で唯一私が思い切り甘えられる存在でした。ぱっと見しっかりしてそうと思われがち&その分強がってしまいがちな私でも、ゆいといる時はなんだか10歳に戻ったような感覚で、〇〇したいとかしたくないとか、楽しいとか辛いとか寂しいとかお腹すいたとか、自分の感情をありのままに表現することができました。でもゆいにとってはただの大迷惑ワガママ女だったなぁと反省しています。その分これからもゆいのことを一番知ってる😏同期の座を守り続けて、何かあったらすぐに出動できるように待機しておくから許して。
なんかもう文字にできないくらい感謝しかないの、とりあえず次の練習でたくさん話そ。

早慶戦委員、合宿係、TR長etc.と数々の大変な役割を担ってきた彼女がどんな想いを綴ってくれるのか楽しみです。次よろしくっ!