【優勝に懸ける想い vol.16 #72 下田恵里衣】
私的、いや誰から見ても懐の深さNo.1のじぇーからバトンを受け取りました、DF#72の下田恵里衣(えりい)です。
じぇはお茶目な所も兼ね備えていたり、思ったより爆買いのポテンシャルがありそうな事もアメリカ遠征で判明しました😮
今年は特に沢山じぇーにお世話になったし、一番じぇーの事を深く知れた年でもあると思います。
圧倒的な技術を持ちながらも、誰一人置いていかない人です。謙虚だけど、芯がある人。
4年になって初めてバーシの練習に参加し、自信をなくしかけている時でも、何気なくアドバイスをくれて、頼りたくなるお姉ちゃんみたいな存在でもありました。
自主練で何本も一緒に1on1に付き合ってくれて、一緒に試行錯誤して考えてくれて、少し前進できたかもしれないと思えるきっかけをくれたのもじぇーです。
特に今年はV幹として、誰よりも沢山悩んで、苦労していたはずで、その大変さは計り知れないです。それに対して弱音を一切吐かず、常にチームの事を第一に考えて、みんなを引っ張ってきたじぇーを心から尊敬しています。ありがとう。
引退しても、私がどこにでも会いに行くので、これからもよろしくね🫶🏻
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このブログが上がるのは、ちょうど準リーグ準決勝の試合が終わっている頃、
正直ブログを書きながらも、試合が楽しみな気持ちと緊張が入り混じって中々落ち着かずソワソワしてますが笑
大事な試合を控えた今の正直な気持ちと想いを残せればと思います。
勝たなければ最長でもあと1ヶ月の引退が短くなってしまう事はもちろん、
去年の準リーグ全国決勝を通して私は自分のラストイヤーへの覚悟を決めました。
そういった意味でも、この試合は私にとって大きな意味を持っています。
昨年、22チームは全層優勝を果たし、リザも準リーグ、Vリーグ優勝という形でチームは締め括られました。
大阪での準リーグ決勝で優勝が決まり、大好きで尊敬してやまない1個上の先輩方が駆け寄って喜び合う姿を見て、
来年もまたこの景色を見たい、自分達の代でも絶対に成し遂げたいと強く思いました。
その試合ではメンバーには選ばれたものの、出場時間は短く、ベンチからフィールドを眺める時間の方が長かったです。
思い返せば、それまでの3年間で、そういった場面は沢山ありました。
同期と休みなしで練習して、掴み取ったウィンター優勝。今までのみんなの頑張りが優勝という結果に繋がり心から嬉しかったと同時に、何も出来ず、何のプレーにも自信がなかった自分が情けなくなった1年生。
デベで練習する中で、みんな参加すると言われていたリザへの練習参加がいつくるかとドキドキしていたら、自分の番は来なかった2年生。
毎日練習していても、前進している感覚は全くなく、周りから取り残されているようで、
何を自分はしているんだろうかと何度も思いました。
ラクロスをどこか心から楽しめていなかった1、2年生の時期を経て、3年生では先輩の背中を追いかけながら、純粋にラクロスを楽しみながらプレー出来るようになっていました。
チームに少しでも貢献したいという思いで春幹も自分から手を上げてみたり、今までの自分の殻を破って、挑戦を続けた年でもありました。
1、2年生の時、ベンチや応援席からフィールドを眺めていた時には、チームの勝利がどこか自分にとって遠いもので、何もできていない無力感があったとするならば、
3年生の時の準リーグを終えて抱いた感情は、
そんなネガティブなものではなく、来年もっと成長して、大事な試合を最初から任せてもらえるような選手として戻ってこよう、そんな意気込みのようなものでした。
準リーグを終えた夜、大阪の部屋の一室でリザ幹を決める話し合いをしました。その意気込みもあってか、長らくやるか迷っていたリザ幹をやる事を決めました。
春幹部を通して、チームを率いる事の難しさを感じ、自分には向かないんじゃないかと考えたり、自分のプレーに自信がないまま良いのかとか考えたり、そんな事をぐるぐると考えながらも、最終的には直感で、やるしかないと思うと同時に、どこかやらないと後悔すると思って決めました。
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準リーグを終え、11月からリザは新たなスタートを切ることになりました。ここから私にとって、4年間で最も長く感じた2ヶ月が始まりました。
直近でチームとして目指す目標がなければ、練習試合もないこの期間、私は徐々に精神をすり減らしていました。
幹部としてチームを上手く纏めることも出来なければ、チームを盛り上げられるような事も出来ない。
周りがきっと感じていたであろう前シーズンとのギャップへのもどかしさを感じ取り、自分の無力さに落ち込みました。
このままではいけないという焦りだけを残して、気づけば22チームは幕を閉じ、
これから新シーズンが始まるというのに、私は何においても自信を無くしていました。
そんな中、シーズン終わりの面談にて、
限りある時間を自覚し、4年生は覚悟を決める事が必要。リザ幹をやると決めたからには失敗しても良いけど、経験を十分に活かしてチームを引っ張る事に努める。
こんな事を言って頂きました。
当時の自分には覚悟を決めるとはどういう事なのかイメージが付かないまま、ただ自分に残された時間があと1年もない事に焦り、どうしようも出来ず、初めて同期に電話をかけました。
気づけば、色んな感情が混じって、泣きじゃくっていました。(ごめん)
でもその同期は、いつものように強くって、話を聞いて、最後に一緒に頑張ろうと言葉をくれました。
話を聞いてもらってどこか救われた気持ちだったし、自分の中で心の整理がついて、
完璧ではなくていいからとにかく目の前の事に向き合う、置かれた場所でベストを尽くす。そんな想いで、今までは不安だらけだった新チームの事も、自分の事も、前向きに捉えられていました。
自分が積み重ねてきた事を出しきる、自分のやるべき事を、置かれた場所で着実にやる。この考えが実を結んだのか、4年生になった今、私は今までにないくらい思い思いにプレーができています。
面談の時の「覚悟を決める」っていうのはこういう事だったのかな、と今になって気づかされたりしました。
競争の激しいこの部活にいれば、自分の無力さに悩んだり、いくら手を伸ばしても届かないんじゃないかと思うゴールもあるかもしれません。
ですが、大学でできるラクロスは4年間と時間が限られています。あの時、ああしていれば良かったなと後悔して欲しくないです。どんなに辛くても、何のために毎日丸子に向かっているのか見失いそうな時も、いずれかはその努力が自分を後押ししてくれるはずです。
そしてラクロス部は素敵な人で溢れています。悩んでいるときこそ、周りを見渡して、沢山周りを頼ってください。
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23チームが始まり、長い時間をかけながらも、着実にチームとして形ができていき、今に至ります。
セットを早くするためにダッシュ競争したり、お互いを高めるための指摘ができたり、チムビルで学年関係なくあつーい話が出来たり笑
後輩ながらもチームのために、みんな言いたがらない事を自ら言ってくれる人がいたり、率先してビデオ見を開催してくれたり、このチームが好きだ、練習が楽しいと言ってくれる人がいたり
この1年を通して、一人一人の些細な言動が、どれほど大きな力を持つのかにも気づくことができました。
ラストイヤーにして、自分のためだけのラクロスではなくなり、このチームで勝ちたい、この人たちのためにも勝ちたい、そんな感情を持つようになりました。
心優しくて頼れる同期のみんな、リザ幹の3人、春幹部、プレーでも話し合いでも率先して意見をくれる頼もしい後輩たち、お互い高め合える同じポジションのみんな、全員ありがとう。
チーム関係なく、同期、先輩、後輩、コーチの方々、家族、全員ありがとうございます。それぞれへの思いは手紙で書きます。
私はこのチームで優勝を勝ち取りたいし、このチームなら成し遂げられると強く思います。
何がなんでも、勝ちきって関西決勝の切符を掴み取り、去年見た景色をもう一度見たいです。
そして残りのVリーグ、KINGDOM CUP、ウィンターも全部勝ちましょう!
気づけばこんなに長くなってしまいました笑
ここまで読んでくれた人はどれだけいるのか分かりませんが、明日みんながベストを尽くせることを祈って、ここで締め括らせていただきます。
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次は恐らくラクロス部1声がでかい+おしゃべりな#5 ふぃあです!
ふぃあは部活内外共にとっっっても長い時間一緒に過ごした同期の1人です🤝
すぐ車ぶつけるし、すぐ物無くしたり、あり得ない程の爆買いをしたり、破天荒だけど一緒にいると全く飽きなくて本当に楽しい人です笑
部活でも同じチームでプレーする時間が長かったですが、ふぃあがいると不思議とやる気が出るし、自分も頑張ろうと思えました。
今まで出会った中で一番といっていい程の努力家で、人一倍ラクロスと真剣に向き合い、決めた事にはとことん向き合って、必ずやり遂げる人です。
強がってあんまり人に相談してこなかった事も、ふぃあになら出来た事も沢山ありました。
心が折れそうな時も、自信を無くした時も、強くいなきゃ!と思わせてくれるような人で、何度も助けられました。
性格も違うところが多いけど、根本にある部活に対する想いだとか、考えてる事が似てる事も多くて、不思議と何時間も語り合ったりもしました
自分が持っていない部分を沢山持っている尊敬できる人です。この場を借りて、いつもありがとう。
絶対に準リーグ優勝しよう、これからもずっとよろしく🫶🏻