【優勝に賭ける想い #04 山根里華】


こんばんは、

2MDのりかです。


「優勝に賭ける想い」

昨年も同じテーマでブログを書きました。


しかし「日本一を目指せる環境」に惹かれて入部したラクロス部での1年目は、「優勝に賭ける想い」について語れるほど、自分の中でその想いが強くなかったと感じます。


とはいっても、

「日本一を取りたい」

その想いはつい最近まで心の中にただ漠然とあるだけでした。


想いが強く、はっきりと自覚できる様になったのは今年の8月でした。


それまでの約4ヶ月間は、

1年生の頃、Vと書かれたボールを見つけては「いつかこのボールで練習するんだ」と思っていた、入部前からの憧れだったトップチームの先輩方と練習をしてきて、

でもいざ当事者になると、それまではただ「楽しい」が原動力でやっていたラクロスが「楽しい」だけのものではなくなり、

入部して初めて「行きたくない」「逃げたい」「頑張りたくない」という気持ちが生まれたりしました。

ですが、それと同時に、それまで味わった事がなかった熱量や真剣さ、厳しさを先輩方から生でひしひしと感じるようになりました。


しかし、それを感じたところで、なかなかその熱量を自発的に生み出せないまま、815日のリーグ開幕戦前の合宿を迎えました。


「日本一」という目標を達成するために日に日にヒートアップしていく先輩方とは裏腹に、自分はただ先輩方のプレーに圧倒され、当事者意識を持てずにふわふわした気持ちで練習に参加してしまっていました。その事は自分自身も痛いほど自覚していましたし、先輩にも指摘され、注意されてしまうほどでした。


練習の足を出来るだけ引っ張らない様に、という生半可な気持ちで練習に参加してしまっていた事は事実であったし、そんな人が練習にいてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいで、

でも自分では

実力が伴っていないのにこんな所にいること自体が恥ずかしい、

怒られたところで当事者意識なんて持てないし、

とその頃は自信も皆無で、

自分の役割も立場も何をどう頑張ればいいのかも分からず、

気持ちが彷徨っていてやる気も迷子でした。


そして合宿最終夜、

「リーグ戦までに何かしてる?」と聞かれた私は、「?いいえ。」と答えました。

その返答に対して、「開幕戦には間に合わなくても、何月のリーグ戦までに何をするみたいなのはある?」と、こんな下手くそな私にも真剣に問いかけてくれました。

その時、完全にリーグ戦と自分を切り離して考えてしまっていた私は初めて、ほんの少しだけ可能性を見せてもらいました。


本当に単純ですが、その瞬間からやる気が不思議と出てきて、合宿は終わろうとしていましたが、私の当事者意識は芽生えようとしていました。


そうして迎えた開幕戦、

謎にベンチ入りした私は最初で最後という気持ちで挑んだつもりでしたが、結局萎縮した状態で終わってしまいました。何も爪痕が残せず、悔しかったですが、自分は所詮こんな程度だと思い、

「来年頑張ろう」、思い出として封印しようとしました。

しかし、そんな事を思っていられないペースで毎週リーグ戦は続いていき、

自信はなくても自分の役割が少しずつ明確になっていき、

下手くそでも頑張らなければいけない状況になっていきました。


それまで、

ずっと自分の強みだと思っていたことが評価されていない様に感じ、自信をなくし、

何を頑張れば周りに勝てるのか訳がわからなくなっていましたが、

リーグ戦を通して、

自分の強みと沢山の課題、多くの事を学びました。


そしてついに迎える全日本大学選手権決勝戦、

長い様で短くあっという間だったこの3ヶ月間の節目を迎えようとしています。


まだまだ下手くそだし、なんでこんなやつが、と思っている人もいると思うし、自分が1番思っています。

ですが、こんな私に嫌気を刺さずに今までいっぱい怒ってくれたり、励ましてくれたりしてくださった先輩方と一緒に、

これまで頑張ってきた自分に悔いがない様に、

そして支えてくれている人たちの分まで今自分が出せる精一杯の力を出し切って、



みんなと日本一を掴み取りたいです。