こんにちは!

4DFのはるなです。


最後のブログ、何を書くのがふさわしいのか分からないけど、ラストイヤーどのような想いでラクロスと向き合ってきたのかを書こうと思います。


自分たちが最上級生となり日本一を掲げて22チームが始動したとき、私は自分の中で一つだけ心に決めたことがありました。


「ミスしまくって誰よりも上手くなって強くなる」


当たり前すぎるかもしれないけど、これが大学ラクロス部に入ってから3年間を経て、約1年前の自分にとって一番大事だと感じたことでした。


私は高校でラクロスを始めて、当時の先輩方が日本一を取る瞬間を目の前で見て、大学でもラクロスを続けることを決めました。1年生の頃、経験者として上級生チームで練習させて頂いたものの、先輩たちに萎縮して最後まで自分のプレーを確立することが出来ないまま、19チーム最終日に前十字靭帯断裂という怪我をして不完全燃焼のままシーズンが終わりました。2年生の頃、リハビリを頑張ってその努力が少しだけ成果として表れて、シーズン中盤にやっと復帰して Vリーグと準リーグに出させてもらいました。3年生の頃、早慶戦直前にサブチームに落ちて、その後またトップチームに上がれたと思ったら、1人だけリーグ戦のメンバーから外れて、最後までリーグ戦出場は叶いませんでした。


日本一を取るためにラクロス部に入ったのにパッとしないまま3年間が過ぎていました。ラストイヤーこそは日本一にプレーで貢献したいし、日本一を取る瞬間に絶対に自分がフィールドに立っていたいから、そのために何が必要か自分なりに考え、ミスしまくって誰よりも上手くなって強くなろうと決めました。



今、120人のラクロス部員の中で、現状に満足している人は少ないと思います。むしろ、周りは多くの才能で溢れる中、自分だけ伸び悩んでいる、いつまでたっても評価されないと感じている人も一定数いると思います。この部活は、2週間に1回チーム分けが行われるし、試合のメンバーもすぐに変えられるし、他人からの評価に一喜一憂してしまいがちです。でも、誰にでも評価されるチャンスは沢山あって、そのチャンスを毎回ものにしてどんどん上に上がっていく人もいれば、10回に1回やっとものにできる人もいます。


私自身も、今思えば沢山チャンスを与えられてきたと思います。


1年生でVリーグに出させてもらったとき

怪我から復帰して直後なのに準リーグのメンバーに入れてもらえたとき

トップチームで1Qだけでも練習試合に出れたとき


このようなチャンスをしっかり掴みきって次に繋げられたことは少なかったです。

じゃあ、なぜ自分は多くのチャンスをものにできなかったのか。

もちろん技術不足が一つの要因ではあるけど、それに加えて、新しい環境で挑戦しなければいけない時にミスを恐れて弱気になってしまうことがよくありました。

初めてのVリーグ、初めての準リーグ、初めてのトップチームで挑戦者として伸び伸びプレーすればいいのに、ミスをして悪目立ちするぐらいなら何もしない方がましだと思って、クリアではボールから逃げたり、 DFでアプローチにいくのをやめたりしてました。


そんな姿勢では成長する訳がなくて、ミスをするから自分の弱みが分かって克服しようとするし、強みだと思っていたことが通用しないと知ってもっと練習しようと思えるものです。


だから、ラストイヤーである22チームが始まった時から「ミスしまくって誰よりも上手くなって強くなる」という自分の目標を常に思い出しながらプレーしてきました。練習試合、早慶戦、リーグ戦でも、戦術なんて基礎中の基礎以外頭から抜けて本能でプレーしてたけど、弱気にならずに自分が目立ってやるっていう気持ちだけは忘れないようにしていたつもりです。そんな風にラクロスと向き合ってきた今シーズンも終盤に差し掛かってきているけど、22チームがキックオフしてから今日まで、ずっとラクロスが楽しかったです。7年間のラクロス人生の中で今年が1番ラクロスを楽しめました。


今でもミスは沢山するし、関東FINAL4では相手キーマンに対峙で抜かれて失点もしたけど、これまで自分の良いプレーしか画面録画してこなかった私が、その部分を画面録画して何回も見返して、アフターで1on1いっぱいやって、、


こうやって出来ないことと向き合って出来ることが増えていく全ての過程が楽しかったです。


もちろんここまで伸び伸びとラクロスを楽しめたのは周りの支えがあってこそです。フィールドにはドローコントロールがすごくて、シュートも決めまくって、どんなシュートもセーブしてくれる安心感しかない仲間たちがいて、練習ではラクロスに全く関係ないくだらない話で一生笑ってられるDF陣がいつも隣にいるし、日本一のコーチが朝から多摩川に来てラクロスを教えてくれます。

でも、どんなに環境が整っていても最終的に頑張るのは自分だし、目に見えた結果が出なくて諦めそうになった時に粘り強く続けるのも自分次第です。今年だって、上手くいった人も思うようにいかなかった人もそれぞれだと思うけど、そんな一時的な状況にあまり左右されすぎずに、芯を持って高みを目指し続けた人が1人でも多く報われてほしいし、沢山の向上心で溢れた素敵なチームであり続けてほしいなと思います。



学生日本一まであと2勝、真の日本一まであと3勝。まだまだラクロスを楽しんで楽しみまくって強くなります。そして今年こそこのチームで日本一を取ります。


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