みんなのブログを読みながら日頃の練習では語られない十人十色の熱い想いに涙が止まらない4AS(アナライジングスタッフ)緒方りさです。

 

最高の仲間に出会えて、日本一の同期に出会えたから、今のチームで日本で一番最後まで一緒に戦って最高の景色を一緒に見たい。そして日本一の予感を現実に変えて、私の仲間は日本一最高でしょって証明したい。これが今の私の優勝したい理由で優勝に懸ける想いです。

 

今回は4年間を振り返りながらなぜその想いを抱くようになったのか整理し、お伝えできればと思います。

 

ブログで書くのは何回目かわからなくなってしまい耳タコな方々もいるかもしれませんが、私は父親がラクロスをしていたこともあり慶應ラクロス部は身近な存在でした。初夏の日吉の陸上競技場での早慶戦に始まり、落ち葉が色づく秋の駒沢での関東FINAL/全学、冬の底冷えする江戸陸での全日はファミリーイベントと化しておりチーム内の知り合いは誰1人いないのに()毎年応援をして(させられて?)きました。日本一の瞬間を何度もみてきた私にとって慶應ラクロス部は男女問わず日本一を取れる強いチームであり、ベンチも応援席も一体となって日本一を獲る姿はとてもかっこよくて憧れでした。そんな私も自然と日本一を絶対に取りたいという想いを抱きながら入部を決めました。

 

私たちにとって日本一はただ勝つことを意味するのではなくて、あらゆる面で日本一になること、そして慶應ラクロス史上未踏のすべての層で日本一を取ることを達成することです。入部当時はとてもぼんやりとしていた日本一という目標ですが、ぼんやりとしていながらも私はこの代でなら日本一が取れる予感がしていました。

 

なぜそんな予感がしていたのか、

みんなの何かしらの努力や行動の裏には「日本一」であったり「部のために」という動機があり、地道に積み重ねてきた過去があるからです。

 

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私は高校日本一を取ったラクロス愛溢れる同期2人のクラスメイトに恵まれました。大学生生活1日目の自己紹介の地点で日本一を目指してると明言していて、やっぱり日本一目指す上でも仲間って重要だよねとか話して、次の日から知り合った人全員女子ラクロス部に勧誘して。新入生でもできる方法でその熱は伝導し、同期は未だかつてないほど多様なメンバーが集まることになったのかなと思います。同期は愛すべきバカが多くて、正直で素直で努力家で負けず嫌いでラクロス大好きで。熱く長かった1年生の夏もどんなにミスしてもどんなに他人に関心がなくても日本一取りたいし取れれば良くねみたいな話をしてたり。その勢いでサマーでは準優勝まで行けました。でもリーグ戦ではFINAL4止まり、ウィンターも予選負けで。それでも「日本一の予感」が私の中で消えなかったのは、FINAL4敗退の試合直後、当時1年生ながら試合で活躍していた現主将ひろこが「気づいたらあっという間に4年生になっちゃう。あと3年なんて言ってられないよ。時間は限られてるんだから、今から準備しなきゃ」と言っていたからです。

今さっき負けたチームのそれも一年生がもうすでに3年後の日本一を見据えてるってすごいことだし、私も日本一のために何ができるか考えて行動しなきゃ、優勝するチームはこうでなくちゃって。

 

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そんな予感を抱きながらも残念ながら私自身は怪我を理由にプレーヤーを1年間で挫折しました。アウトの日々は、毎日同期に会えるのは嬉しいけど技術の差が目に見え始めて、でもプレーに入ると体が思うように動かないし痛いし、あんまりみんなに見せてたくはない姿だから辛くても絶対泣かないように我慢して、それでも出来ることを探してちょっとでも希望に縋ろうとリハビリメニューを何倍もこなしてみたいに過ごしてました。

 

「日本一を取るために自分は何ができるだろうか」

この設問を自分なりに考え抜いて日本一に必要な要素の一つとして戦術が浮かび上がりました。だからASという戦術面から勝利に貢献するポジションに転向しシーズンを迎えました。コロナ禍で部活動に制限はあったもののだからこそ、ASで必要になるインテリジェンス部分を毎朝晩のビデオ見で補い、できることから継続してきました。学年としては有志のビデオ見から発展し今も続く、部のため/日本一のために私たちは何ができるか週一で話し合う定例会が開催されるようになりました。運営方法から雰囲気、制度、個々の技術など幅広く語り合い2年生ながら全層優勝のラストイヤーを見据える共有認識が生まれていったのかなと思います。

 

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どのチームでも主力となりつつある中、ASも決して例外ではありませんでした。スタッフに転向して1年目なのにASの最高学年になって、好き勝手にできる一方ASをより確実なポジションにするために競技を超え慶應の他部活のASの話聞きまくって、ラクロス日本代表のASの話聞いたり、フェンシング日本代表のアナライザーに繋いでもらったり。模索してわがまま言って奔走してたシーズンでした。おがりの努力や存在があったから3年間辿り着けなかった関東FINALに進めたと先輩に言ってもらってASってポジションも一目置いてもらえるようになって、でも関東は制覇できなかったしそのベンチで私は無力で悔しくて。

 

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もう後がないラストイヤーは、前シーズン終わりからみんなの顔を嫌になるくらいみるほど話し合って理想のチーム作りを形にしていって、ASもやっぱり勝利の一要因になれるくらいまでになりたいから武者に行ってみたり、新しいデータ導入してみたり、最後だからこそ試行錯誤して駆け抜けてきたと思います。慶應はファールが多いから、それを自分が練習中に1ファールでも多く吹くことで少しでも失点抑えられるように、審判の武者グルに入れてもらったり、少し部活を離れてた期間でもブランク開けないように全チームの練試見てみたり、相手校のスカウティングを3月から情報収集してシーズンインに備えたり、自分の時間が許す限り貪欲に日本一を取るためにできる準備は全てやってきました。

 

 

Vリーグ、準リーグ、リーグ、全ての層での関東制覇を遂げ、準リーグでは全国優勝も果たし真の全層日本一まで残すはリーグ戦3戦となっています。もうあとは「日本一の予感」を予感で終わらせずに現実に、長年の夢を叶えるだけです。

 

 

後輩へ

みんなにとって私は関わりづらい先輩だったかもしれないけど、どのチームに行ってもみんなが少しでもラクロスうまくなっていたら嬉しいし、話しかけてくれるのもすごく嬉しいです。授業切りまくったり、オンライン取りまくったり、ずっとアフター残って練習してたりと努力する姿ちゃんと見えてるよ。22チームを信じてついてきてくれてみんなの想いをかけてくれてありがとう。私ができる事はなんでもするから気軽に相談してね!

 

スタッフの後輩へ

7人も4年生がいるからなかなか意見を言えなかったりしたかもしれないけど、みんなの頑張りを見て自分も頑張ろうって元気をもらってます。スタッフだからって自分の限界を決めずに貪欲にやりたいことに挑戦してみてね!これからも頼りにしてます😊

 

ASの後輩へ

特に2人には、多くの期待をしている分、無茶ばかりさせてしまってごめんね。みんなのおかげでチームASとして選手のサポートができてるし、2人の力あっての勝利だと思うから胸を張ってねいつもありがとう。もうあと少し一緒に頑張っていこうね。

 

家族へ

リビングでNCAAの実況も覚えちゃうくらいビデオ見しまくってごめんね。徹夜明けで不機嫌だったり、ありえない早朝深夜の騒音にも玄関先に置かれる汚すぎる部荷物とか砂泥草まみれの洗濯物にも嫌な顔しながら耐えてくれて暖かく見守ってくれていつも応援してくれてありがとう。あともう少しお付き合いください!

 

パパへ

どんな時も最強に心強いサポーターでいてくれて、サマーからほぼ毎試合応援に来てくれて、そしてラクロスの知識も何もなかった私のビデオ見に毎朝毎晩付き合ってくれてありがとう。パパのおかげで慶應ラクロス部に出会えたし、最高の仲間との出会いもラクロスの楽しさも知る事が出来ました。#30の背番号を背負ってフィールドでのプレーを見せることはほぼできなかったけど、ASとして日本一を今度は私とこの22チームの全員で見せるから楽しみに期待しててね

 

最後に同期へ

言葉や行動で直接伝えてこなかったけどみんなのことが大好きだし、自分より何十倍もの努力をしているみんなの姿はかっこよくて尊敬してるし刺激を受けてます!部活にいる以上苦しい瞬間は何度もあったけどみんながいたから退部が頭をよぎる隙さえありませんでした。みんなの顔を見るだけで力が沸くし、頼ってくれるだけで自信になるし、確実に自分の頑張る原動力はみんなです。欲張りな私を部の一員として受け入れてくれてありがとう。真の日本一まであと3戦、全力で駆け抜けていこう❤️‍🔥

 

非常に長く拙い文章となりましたが最後までお付き合いくださりありがとうございました。

週末には南山戦が控えています。

最高の仲間と叶える日本一まであと3戦。

皆様応援の程よろしくお願いいたします🔥