卒論の本文印刷および製本は、竹淵製本所を利用させていただきました。
前回、印刷・製本の情報を残す便宜上次の2種類にわけて記事を書くといいました。
- おまかせ発注
- カスタマイズ発注
今回は、この後者です。わたしが発注した内容をほぼそのまま書きます。
カスタマイズ発注
まず前回の「おまかせ発注」で書いた、一般的な慶應の卒論のイメージは次のようなものでした。
これに対して、わたしは下記の図の青い文字の部分に変更・追加などをお願いしました。
わたしの卒論の一般仕様からの変更・追加注文点
- 見返しの色(遊び含む)は白からグレーに変更
- スピン(しおり)の追加:グレー色を指定
- 紙の斤量を上げた(紙の厚みを気持ち厚めにした)
- (花布はスピンの色似合わせてグレーを推奨されたのでグレーを指示)
上記を製本所に言えば対応してもらえると思います。
***
以下は細かく自分で指定したい人向けの情報です。
わたしは上記変更点を含めて、「製本指示書」をWordでつくりメールで、印刷データに添えておくりました。その内容が下記のようなものになります。
製本指示書 赤字は慶應の通常卒論とは異なる指示箇所です ■本文 ページ総数:カラー1+モノクロ58=59ページ 左開き サイズ:A4 印刷:片面印刷 本文用紙:Npi上質紙 斤量:57.5kg 用紙の色:一般的な白 印刷色数: 扉 ✕1 はカラー 本文(目次~奥付) ✕58 はブラック ■表1・背・表4 ハードカバー(黒) 角背 金文字 使用フォント:明朝系(文字がつぶれない程度のフォント・ウエイトで) ■表2・表3 見返しをつけてください 見返しの遊び:表2・表3側ともつけてください 見返し用紙の色:うすいグレー(右のような色) 見返し用紙:おまかせします ■その他 スピン(しおり):1本 色:グレー ■必要冊数 2冊 |
注意:
本文の「斤量」は、ある大きさの紙の単位(1000枚)あたりの紙の重さです。重ければ、紙は厚くなります。
わたしは次ページが透けないようすこし厚めを望んだので、57.5kgにしていますが、通常の卒論と同じにしたければ、44.5㎏と記載を変えてください。57.5kgでも、めくりにくくはまったくありません。
詳しくは、製本所と相談ください。
簡単に製本指示書を作る方法
Wordで「新規」ドキュメントを作ったら、メニューの「ページレイアウト」→「ページ設定」の右下をクリックします。
1ページあたりの行数を40~45行くらいにして、
上の枠内をWordにコピペすれば、簡単にA4✕1枚の製本指示書がつくれます。コピペ後、文字サイズや図のサイズをあなたの望む内容へとWord上で修正・調整してみてください。
わたしはWordで製本指示書を作った後PDFに書き出して、印刷用の本文データ(卒論PDF)とともに製本所へ送付しました。
なお、この記事内の製本の図はわたしが独自に作ったもので、著作権は保持していますが、自由に使用していただいてかまいません。
実際に出来上がった卒論製本版の画像は、別の記事でアップします。