「卒論とはなんぞや」なんですが、論文であることに間違いありません。
で、その「論文とはなにか」ですが、端的にいうと下記の2点を満たしていれば、論文となると思います。
- 何かについての調査 (or/and) 実験 (or/and) 考察がある
- ユニークな点が1つはあること
1.は「あなたの疑問のあることについての調査(or/and)実験(or/and)考察」と言い換えてもいいです。
2.のユニーク(unique)とは、英語辞書的にいえば、「ただ一つだけの、他に存在しない」の意味です。つまり論文にあなた独自の視点、新しい視点が入っていることが求められます
この2つがあるなら、あとはひたすら先行研究を読みあさるなり、調査するなりして、あなた独自の結論を導きましょう。
あたまから書いて結論を導くのではなく、資料を読み漁ったり、フィールドワークを徹底的にした結果、結論を(できるだけ)明確にすることが先です。
結論がはっきりと見えているなら(から)、仮説または目的も自然に書けるはずです。
論文では冒頭で「本論文の目的は○○である」とか、「本論文は○○すれば●●となると主張したい」(仮設、リサーチクエッション)などと書くのが一般的ですが、結論がみえていないと、目的も仮説も書けない(書きにくい)はずです。
わたしはそう考えて、卒論を書きあげました。
これから卒論執筆に入るあなた。
がんばってください