慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2018【男子大会報告】
第9回目の開催となった男子大会は、上位シードのJohn Millman選手や、Jason Jang選手が早々と姿を消すなど波乱の大会となりました。
中でも、主催者推薦枠で出場の18歳の羽澤慎治選手が、昨年準優勝のSoonwoo Kwon選手を6-3.4-6.7-6(5)のフルセットで下すという番狂わせを起こしました。
一方、日本からはベスト8に添田豪選手、伊藤竜馬選手、内山靖崇選手、守屋宏紀選手の4人が進出し、日本人選手が大きな活躍を見せました。
今大会第7シードとして出場した伊藤竜馬選手は、2回戦でイギリスのJason Kubler選手との接戦を3-6.6-3.7-6(3)というスコアで制し勢いに乗り、決勝へ駒を進めました。また、ノーシードとして出場した内山靖崇選手は、準々決勝で第4シードの添田豪選手にフルセットで勝利すると、準決勝では第1シードのJordan Thompson選手と対戦。粘り強いストロークに対して果敢に攻め続け、6-4.7-5で勝利し決勝へ駒を進めました。
日本人対決となった男子シングルス決勝、お互いに手の内を知る中での戦いとなりました。まず、伊藤選手がパワーショットを武器にファーストセットを6-2で先取。6-2.2-0とリードを広げ、このまま伊藤選手が勝利すると思われましたが、内山選手の猛攻でセカンドセットを6-3でものにしました。ファイナルセットは気合のぶつかり合いとなり、最後は内山選手がワンブレークを守って2-6.6-3.6-4のスコアで優勝を決めました!
内山選手は、デビスカップ日本代表をはじめ、今年の楽天オープンなどでも特にダブルスの活躍が目立っていた選手ですが、見事慶應チャレンジャー2018では、シングルスでその力を発揮しました。これからも日本を代表するプロテニスプレイヤーとして、更なる躍進が期待されます!!