このへんでちょっと勉強からはなれて、学生であることを最大限に活用したお得ライフについてふれておく。

 

入学が許可されると学生証が送られてくる。クレジットカードのようなプラスチック製で、毎年学費を払うとその年度有効なシールが送られてきて、貼り替えて更新するシステムである。余談だが、昔は紙の学生証で、更新を申請する時に学費と共に証明写真を送り、それが紙の学生証に貼り付けられ、割り印が押された状態で送られてきていた。それに比べるとずいぶん見栄えはよくなったが、慶應通信は最大12年(再登録含めると15年)在籍することができるし、その間に休学したりするとさらに長くなったりすることがある。そう考えると入学した時にプラスチックのカードに印刷された顔写真がはたして卒業時も本人確認という意味において有効なのかどうか、疑問に思うところである・・・。

 

まぁそれはさておき、この学生証、科目試験のときだけ持ち出しているようではもったいないのである。通信教育課程といっても立派に“大学生”なわけで、学割が利用できるからである。

 

自分がよく活用するのは、美術館や博物館。学生証をパッと見せて「大学生1枚」と言えばだいたい大学生料金で入場できる。コーヒー代ぐらいにしかならないが、学生証を見せるだけでコーヒーが飲めるわけで、なんとなくお得感がある。また年度によって変わる場合があるが、今年度はキャンパスメンバーズに慶應が加盟しているので、国立美術館・東京国立博物館・国立科学博物館の常設展は学生証を見せるだけで入場できる。もちろん無料である。特別展も割引料金で見ることができる(塾生情報局のHP参照「https://info-jukusei.com/free-entrty/」)。上野に行くとついつい暇つぶしにふらっと寄ってしまう。

 

映画も大学生料金で見ることができる。その他いろんな施設で“大学生”を武器にお得に利用できるので、学生証を常に持ち歩き、使える時は有効に活用しない手はない。

 

ときどき受付の人に「あんたが大学生?」と言わんばかりの顔をされることがあるが、そんなことはおかまいなし。堂々と正科生であると主張すればだいたい大学生として扱ってくれる。

 

さらにケータイも学割で契約できる。毎年春が近づくと3年間基本料金無料みたいな学割プランを各社用意して学生を取り込もうと躍起になっているが、これにしれっと便乗してお得にケータイを使うこともできる。実際にソフトバンクのiPhone3年間基本料金(980円だったかな?)を無料で使うことができた。3年までだし、同じケータイ会社では1回きりなので、学士最短の2年半で卒業しない限り卒業まで学割というわけにはいかないが。中には3年ずつケータイ会社を渡り歩く強者もいるかもしれないけど・・・。

 

電車の定期券も学割にできないのかと期待しちゃうかもしれないけど、これはスクーリングとかでキャンパスに通う時しか使えない。連続で毎日行くことはあまりないので、夜スクを月曜から金曜まで履修するような場合を除いてはあまり利用する場面がないように思う。

 

せっかく(?)大学生なんだから、学割を最大限利用してお得に学生生活を送ってみては?