JSKSラグビーフットボールクラブ

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【慶應義塾大学体育会所属団体JSKSラグビーフットボールクラブ  Official Blog】


あけましておめでとうございます。気づけば年も変わり、卒業まであと3ヶ月。スペイン語IVの勉強に精を出している前キャプテンの荒木です。少し遅れてしまいましたが、1年間の振り返りをしていきます。



3月のKOMから始まったシーズン、スローガンにはBeastを掲げました。実はこのスローガンには、それぞれBe ambitious、Be straight、Be toughと言う意味が込められいたことを覚えていますか?僕は覚えていませんでした。このスローガン、かっこよくてお気に入りです。


懐かしのスライド(8割野村作成)

目標はクラブ選手権優勝。毎年掲げているものの、近年達成出来ていない目標です。目標、と言うからには達成できる現実的なものでないと意味がありません。現実的でないと、ふわふわするだけ。でも、今年のチームなら必ず成し遂げられると信じて優勝を目標に掲げました。幹部陣で何度もミーティングを重ね、勝利に向けて1年間努力してきました。結果として、クラブ選手権は4位ではあったけど、KCRFではMRに勝利し、合宿でGWに勝利できた事は偶然ではないはずです。この1年間で個人スキル、チーム力は飛躍的に上昇し、山学やGW相手にも肉薄した試合となりました。目標は達成出来ず非常に悔しい結果にはなりましたが、全力で駆け抜けた1年でした。


合宿での一コマ


また、自分の中でも他に2つ目標を立て、シーズンに望んできました。

一点はラグビーを楽しみ、好きになってもらうこと。

もう一点はチームを好きになってもらうこと。

前者に関して、JSKSには本郷のような強豪校から湘南のような中堅、モールしか知らない志木高、初心者といった様々なレベルの人が集まっています。そして、ラグビーに真剣に取り組むことを目標に入部してくる人は多くはないでしょう。特に、あえて言いますが、志木高のラグビーに対して諦めたような風潮は嫌いです。そういった負の文化(言い過ぎ?)を払拭し、各レベルの全員がラグビーを真剣に取り組めるような、ラグビーをのびのびと楽しめるような練習、雰囲気を1年間心がけてきました。ラグビーを楽しみながら、結果を追い求める。まるで理想論で、結果こそ思うようには行かなかったですが、この1年間やってきたことに後悔はありません。幸いな事に、塩田を初めとした下級生が主体的に練習に取り組んでくれ、JSKSのラグビーに対する真剣度は昨年よりも格段に上がったと感じています。あのけんごが真剣にラグビーに取り組んだり、最後のくるみ戦の成川の予想外のキャリー等、勝敗に関わらず、プレーの一つ一つから部員のラグビーへの真剣さや勝ちたいという思いが感じられて自分の中で大きな喜びでした。特に、くるみ戦での繋いで繋いだカワチのトライは1年間やってきたことが形になった気がして本当に嬉しかったです。篠崎的に言うと、脳汁が止まりませんでした。


成川の(唯一の)キャリー


みはるぶち抜きトライ


また、2つ目の目標に関して、野村と同様に、JSをラグビーだけの団体にしたくはありませんでした。面白い先輩がいて、飲み会やドライブなど大学生らしいことが出来て、そこにラグビーとは違った形の自分の居場所がある。それが自分が1年生の時に抱いたJSKSのイメージであり、この文化を下級生にも受け継いでいきたい、JSKSが部員の居場所であるようにと考え1年間行動してきました。みんなが今年の代をどのように受け取ったかは分かりませんが、JSKSを楽しみながら活動できていれば嬉しい限りです。自分自身、暖かい同期、後輩に恵まれ今まで以上に楽しい1年間を過ごすことが出来ました。JSKSという団体をより好きになり、改めてこの団体に所属していて良かったと心から思う1年でした。






今のJSKSは高校までの貯金でプレーする集団ではありません。全員が考え、知識を共有しながら練習メニューや戦術を作っていく。試合に出れなくとも、マネージャーやスタッフとしてチームの勝利に貢献できる。学生主体であり、一人一人が集団を変える力を持つJSKSだからこその魅力だと思っています。自分達次第で良くも悪くもなる。だからこそ、立場や学年関係なく主体的に活動に取り組んで欲しいし、積極的に新しいチャレンジをして欲しい。今年の代、チームがより良くなる様色々変革したつもりです。それでも勝利は出来なかったし、まだまだ出来ることは沢山あるはずです。来年、どんなチームを目指すかは分かりませんが、目標に向けて妥協せず、1年間を全力で駆け抜けて下さい。来年のチームを楽しみにしています。


合宿行きます

この1年を通じて、自分自身多くの経験をし、大きく成長させてもらいました。みんなと共に目標達成に向けて本気で挑戦できたこと。あと一歩のところで勝利できず何度も悔し涙を流したこと。練習に、試合に、飲み会の数々の思い出。一つ一つのシーンが鮮明に頭の中に残っています。時に悩み、立ち止まる事もあったけど頼りになりすぎる幹部陣、JS大好きな暖かい同期、うるさくも個性豊かな後輩達に支えられ1年間走りきる事が出来ました。心から感謝しています。こんなにも楽しくて、時に真剣で、愉快なチームのキャプテンを務めることが出来て本当に幸せでした。改めて1年間、ありがとうございました。


JSKS 92期主将 荒木駿太朗