　チームダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。1年FW芝田光希から紹介に預かりました 2年DF永森三四郎です。芝田（しばこう）のダイアリーで仲がいいと自負していると書かれていましたが、そうだと思います。初めて彼を見たとき、明らかに面白そうなやつが入ってきたなと思いました。最初の頃は、同い年なのに学年が違うため少し気まずいかなと心配していたのですが、春合宿を通して距離をぐんと縮めることができた気がします。彼のダイアリーにあったポジティブのコツについて答えると、実は私も元々ネガティブで、マイナスなことばかり考えてしまう性格のせいで去年はあまり良いことがありませんでした。そこで、今年の目標をポジティブと掲げて、いろんなことのマイナスな面ではなくプラスな面を考えるように努力することにしました。それをしばらく実践していると、周りの人からも明るくなったと言われるようになり、自分自身も心の負担が減ったような気がします。ぜひ物事をポジティブに捉えるようにしてみてほしいと思います。

　前置きが長くなりましたが、本題に入らせていただこうと思います。二回目のダイアリーにして早くも書くことが思いつかなかったのですが、最近の自分のことについて書こうと思います。時間があるときに読んでいただけると幸いです。

　先ほど今年の目標はポジティブだと言ったのですが、実は最近あまりポジティブを続けられずにいました。いろいろな原因が考えられるのですが、一番の理由は、同期の宮部と沖野が秩父宮杯の公式戦にてベンチ入りを果たしたことだと思います。彼らとは、高校の時から一緒にアイスホッケーを始めて、大学でもプレーを続けることにし、ともに練習に励んできました。心のどこかで彼らとは同等であり、ベンチに入ることなんて当分できないものだと勝手に決めつけていて、ずっと一緒にやっていくのだろうと勝手に安心感のようなものを抱いてしまっていました。

　しかしながら、彼らはずっと努力を続けていて、それが認められて、晴れてベンチ入りを果たしました。その現実を見て、自分は競争社会にいたのだと気づかされ、勝手に安堵していた自分に腹が立ちました。とても悔しい気持ちにもなりましたが、それと同時に彼らがとても誇らしくもありました。今までの試合はベンチ外から一緒に応援していた彼らはもう氷の上に乗っていて、外からその姿を見ていて切ない気持ちになり孤独に感じましたが、彼らのおかげで自分も負けてられない、自分もその場に立ちたいと強く思うようになりました。頑張れば報われるという結果を見せてくれた彼らにはとても感謝しています。これからは今まで以上に努力して少しでも早く彼らに追いつけるように奮闘していきたいです。

　そして、タイトルにもさせていただいた「奮闘中」（https://youtu.be/bclMCNaH3Uc?si=PS9UoHmMWck60gj-）ですが、CHOUJI というアーティストの曲の一つで、最近の自分の気持ちと通ずるものがあり、これに決めました。とても良い曲なのでぜひ一度時間があるときに聴いてみてほしいです。この「奮闘中」という曲は、港区車のソウルソングであり、昨年は氷上練習の帰りに必ず車内で流してみんなで熱唱していました。港区車は四年生の小島快さんと去年引退なさった MG の交野響さんと黒部巴美さんと僕の四人で構成されていて、特に響さんがいる時によく聴いていました。私は今まで J-POP ラップをあまり聴いたことがなかったのですが、初めてこの曲のイントロのメロディーを聞いた瞬間に深夜の時間帯にぴったりだと感じ、歌詞も心に響いてすぐに気に入りました。この曲の冒頭の「ただいま夜の２時」というフレーズが氷上練習から帰宅する時間とちょうど一緒なので、深夜２時になるとこの曲をかけるというのが港区車のルーティーンでした。また、ラストのパートの「何も心配ないよ俺がなんとかする何も心配ないよ俺がなんとかするたまにおかしくなってもすぐ戻るからただいま奮闘中きっと大丈夫」というフレーズを聞くと、練習が終わった後の自分を慰めてくれているような気がして、疲れが癒えます。

　そんな港区車ですが、残り半年で快さんが卒業して私だけになってしまうので、今年いっぱいで解散することになっています。いつも運転してくださっている快さんには大変お世話になり、アイスホッケーに限らずいろいろなことを学びました。今思い返すと快さんの心の寛大さに何度助けられたか分かりません。一度でいいから同じベンチに入りたいと言ってくれた快さんのためにも、残りわずかですが努力してその目標を達成するという形で今までの感謝をこめて恩返ししたいです。拙い文章でしたが、最後までお付き合いしていただいた皆様、ありがとうございました。

　次のダイアリーは 3 年GK多田圭之介さんです。圭之介さんとは塾高からの付き合いで、毎年私の誕生日にスターバックスのドリンクギフトをプレゼントしてくれたりと大変可愛がっていただいています。そんな圭之介さんですが、大学に入ってからキモさが増しているという話をよく耳にします。名言である「爪の先までアルコール」はそれをよく物語っているのではないでしょうか。いい意味で、お節介で面倒見が良く、何をやっても場が凍てつくほどしけてしまいますが、とてもいい人であるのは高校時代から何一つ変わっていません。私はそんな圭之

介さんが大好きです。きっと面白いダイアリーを書くことはできないと思うので、あまり期待はしとかない方がいいですかね。それでは圭之介さんよろしくお願いします！

奮闘中 / #18 永森三四郎