(※大変生意気なチームダイアリーになってしまったので読み流してください)チームダイアリーをご覧になっている皆様、総合政策学部3年の永田雅宗です。平素より弊部へのご支援並びにご声援誠にありがとうございます。
前回担当の長谷川からの紹介が、読者の皆様にとっては釈然としないものになってしまい、先輩として申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、最高の仕上がりを期待されているようなので応えられるように頑張りたいと思います。さて、本題に入ります。
今回タイトルに付けた“Uniqueness”という単語ですが、辞書には「唯一性」と記されています。この単語はプログラミングの世界ではよく使われ、簡単に説明すると、ものを他と区別するために何かしらの符号や意味を持たせること、という意味になります。
私達人間も、名前という符号によって生まれた瞬間に唯一性を持たされています。 (今回同姓同名は考えないものとしますが)3年生になり就職活動が始まった影響で、様々な場面で「自分とはどのような人間なのか」を考え、相手に伝えなければならない場面が増えました。そんな中で気が付いたことがあります。それは名前によって与えられた唯一性にはほとんど意味がなく、本質的な唯一性にはとても強い意味合いがあるということです。例えば自己紹介をするとき、私の場合は「慶応義塾大学総合政策学部3年で、体育会スケート部ホッケー部門に所属している永田雅宗です。」と言います。同学部、または同部内に「永田雅宗」が存在しないため、所属×名前の組み合わせにより唯一化は達成されています。が、この自己紹介によって何がわかるのでしょう。
こうして文字情報だけで伝えると余計伝わりづらいものになってしまうのですが、実際に私と対面してこの自己紹介を受けてもせいぜい、「珍しい名前の人で、SFCの体育会ってことはAO入学っぽいな」や「なんか体育会で授業とか適当に受けていそうだな」などの概論で受けとってしまう人が多いのではないでしょうか。ですが、「体育会の部活ではどんな活動を学んだのか」「総合政策学部では何を学んでいるのか」「なぜ、それらの活動をしているのか」など、それぞれの事象を細分化し、背景などを追求していくことで必ず唯一性を持った答え発見することができるはずです。そしてそれこそが私の考える本質的な意味合いでの個人の唯一性なのです。「慶應義塾體育會スケート部ホッケー部門」
私はこの組織こそとても強烈な唯一性を持っている組織だと思っています。
ここで私が述べたいことはアイスホッケー部が塾体育会に一つだから唯一だとかそんなことではありません。
「高校生からアイスホッケーを始めた選手がトップリーグの試合に出ていること」
「アジアリーグを経験した選手が所属していること」
「優秀な学生トレーナー、マネージャーを有していること」
「OB会からのサポートがどこよりも手厚いこと」
羅列していくと収拾がつかなくなってしまうのですが、私は前述したようなこの部をユニークなものにしているすべての要素を誇りに思っています。前置きが長くなりましたが、今回の部日記で私が伝えたいことは、この部を唯一性を保ったまま、より良いものにしていきたいと思っていることです。
私の考えでは、他の組織と違う事こそが弊部の強みであり、個人個人が強く意識し見つめるべき点だと考えています。
他の大学と違い、遅い時間にしか練習できないからこそ、その分リカバリーに注力すること。限られたタレントで勝負するからこそ、戦術の理解度を徹底していくこと。
これらはチームで統一し行っていることですが、これは個人単位で落とし込んで様々な行動を起こすことができると思います。「他の組織(人)と違う環境」を理由に可能性を制限してしまうことはとてももったいないことだと感じています。むしろそれをチャンスだと捉え、様々なことにチャレンジをしていきたいと思います。と、同時に他の部員にもチャレンジしてほしいと思っています。さて、次回のチームダイアリー担当は2年田中陸です。彼も私と同じ下田学生寮に暮らしているのですが、なぜか留学生棟で暮らしているのでおそらく留学生なのでしょう。先日は江の島と鎌倉で日本文化をはじめ様々なものに触れて興奮していました。
そんな田中陸の国際性豊かな部日記をご期待ください。
じゃ陸たのむね。