チームダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。3年MG里紗子さんよりご紹介にあずかりました、慶應義塾高校出身、経済学部1年FWの箭野駿太郎です。里紗子さんには、最近子犬が増えたというとても微笑ましい事があったようですが、その他にも何かある様な気がしてならないのは私だけでしょうか。その事も含め、是非一度、母校中等部の話で盛り上がれたらなと思います。さて、前置きが長くなりましたが、私は幼い頃からホッケーをやっているわけではない為、知名度も同期の中で群を抜いて低い事でしょう。ですので、今回は自分の事について少し話をさせて頂こうかと思います。拙い文章となりますが、どうか最後までお付き合い頂けると幸いです。私のホッケーキャリアは高校一年から始まりました。中学まではテニス一筋だった私ですが、高校入学と同時に、何か新しい事にチャレンジしたいと思いながら部活動選びに励んでおりました。その際、アイスホッケーの推薦で入学してきた高校の同期と、720人いる同学年の中で、クラスが同じで斜め後ろの座席だったという運命的な出会いをし、勧誘を受けて見学に行きました。初めて生でアイスホッケーを観戦した時のそのスピード感や迫力に圧倒されたのは今でも覚えています。ホッケーの魅力に取り憑かれた私は即決で塾高アイスホッケー部に入部致しました。
入部したものの、それまでスケートなどした事ありませんから、1年目は本当に過酷でした。毎日、昼休みには学校のにあるシュート練習場に足を運び、迫り来る虫達との闘いを過ごし、放課後はスケートリンクに籠ってひたすらスケートの基礎練習です。2年ではなんとかポジションを獲得する事ができ、夏の全国大会にも出場することができました。そして迎えた最後のインターハイ。史上初となるベスト8を決め、続く準々決勝では雲の上の存在であった清水高校に途中までリードする試合展開となりました。ですがリードしている中、自分のマークミスが原因で点を失ってしまい、最後はGWSで敗れ、僕の高校ホッケーは終わりました。インターハイ前までは正直、アイスホッケーを大学で続けようとは思ってもいませんでした。僅か3年しかホッケーをした事のない人間が、その殆どが幼少期からアイスホッケーをしている人で集まっている関東大学リーグ1部Aという、トップリーグでついていけるとは思っていなかったからです。
インターハイが終わって暫くオフに入り、考える時間が増えてきた頃に4年の金谷さんや2年の福盛さんに相談に乗って頂けた事が僕が入部を決心した大きなきっかけですので、お二人にはとても感謝しています。慶應高校は、高校アイスホッケー部のある学校としては珍しく、半分の経験者と半分の初心者で出来ているチームです。私と同じ様に、実力面で足りないのではないかと入部を悩む選手が出てくる事でしょう。その時に、高校で初めてスケート靴を履いた人でも、大学で試合に出て活躍する事が出来る。そんな姿を後輩達に見せれる様、精進して参ります。長々とお付き合い頂きありがとうございました。次回の担当は、スケート部ホッケー部門が誇るイケメン、在家さんです。在家さんの非常に整った顔立ちと氷上での力強く、堅実なプレーには試合の際に見惚れてしまいます。それではとらさん、お願いします。