チームダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。慶應義塾体育会スケート部ホッケー部門3年の十文字開紀です。前回担当の2年運上からは「ここぞという場面で得点を決めてくれる」との嬉しい紹介を受けましたが、最近私のシュートの遅さが部内でも指摘され始めてきました。今年度のチームの最後の試合となる早慶戦では、ここぞという場面でチームを救えるような活躍をしたいと思います。「彼女さんのお話を」という部分については、需要がないと思うのでスルーします。チームは12月25日から行われたインカレを2回戦敗退で終え、2週間後に迫った早慶戦に向けて準備をしています。そのような状況で部日記の担当を任され、何を書こうかと非常に悩みましたが、今回は私が3年生という立場から感じていることをお伝えしようと思います。リーグ戦の終盤からこの時期にかけて、部内では「3年生以下は4年生のために頑張らなければいけない」という言葉がよく聞かれるようになります。 しかし実際のところ、下級生は特に、レギュラーを取り試合で活躍することに夢中になります。私が1年生だった頃と同様に「4年生のために」と心の中で思いつつも、どうしても自分のことにばかり集中しがちです。そして早慶戦が終わると同時に、4年生の先輩方のホッケー人生が終わること、このチームでもうホッケーができないことの重大さにやっと気づきます。ただ、学年が上がるにつれて「4年生のために」という言葉の重みが増し、ある種の危機感を持って日々を過ごせるようになっていきます。理由は簡単で、4年生と共に過ごした時間が長くなっていくからです。努力や苦しい時期を共有した分、4年生の引退に感情移入し、本当の意味で「4年生のために」プレーすることができるようになるのだと思います。今年のチームは下級生が多く、4年生のために、そしてチームのためにプレーするといった心の余裕が持ちにくい状況だと感じています。勿論1年生は特に、アイスホッケー面に加えて部の仕事もこなさなくてはならないため、余裕を持てないのは仕方がないことです。それでも最後の試合となる早慶戦は、自分のためだけでなく「4年生のために」プレーする必要があります。今年の4年生は、個性が強いこのチームを1年間引っ張ってきた方々です。そして、あの競技場のインターバル走を、PMを、合宿を4年間乗り越えてきた方々です。アイスホッケーに対して本気で取り組んだ分、各々に早慶戦に懸ける想いがあると思います。我々3年生以下はその想いを深く理解せずに、自分のことばかりに集中していてはいけません。4年生の努力が報われるその最後の大舞台を、1番近くでサポートできることを幸せに感じ、それをモチベーションへと変えなければいけません。インカレは残念ながら悔しい結果に終わりました。だからこそより一層、早慶戦は「自分のために」だけでなく「4年生のために」プレーする選手が増えてほしいと思います。そして、良い結果を出して、4年生の努力・引退に花を添える形になればと思います。本来部外に発信する場である部日記で、部内に対するメッセージのような内容で、且つまとまりのない文章なってしまい、大変申し訳ございません。早慶戦は、2019年1月12日16:40から東伏見アイスアリーナにて行われます。ご声援の程、宜しくお願い致します。次回の担当は、副将の4年安藤駿さんです。駿さんは、普段から黙々と厳しいトレーニングを行う努力の塊のような人であり、部の笑いをかっさらうような人でもあります。しかしプライベートの面はベールに包まれており、特に恋愛のお話はタブーなようです。いつか個人的にでもお聞きできる機会を楽しみにしております。それでは駿さん、宜しくお願いします。