チームダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。そして、初めまして。3年GK多田圭之介さんより紹介に預かりました、1年FWの渡邉祐助です。

 多田さんは私のことを嫌いな後輩ランキング1位と公言しており、私が発言するたびに「うるさい」「黙れ」などと暴言を浴びせてきます。面白い紹介は一切期待しておりませんでしたが、ここまで一方的にボロクソに書かれる紹介も想定しておらず、大変困惑しております。きっとアルコールが入っている状態ででもダイアリーを書いていたのでしょう。そんな多田さんですが、氷上練習ではよくアドバイスをしてくださり、非常に助かっております。いつもありがとうございます。可愛げのある後輩に生まれ変わる件についてですが、同期の秋田や木原にでもコツを聞いてみようと思います。
 前置きが長くなりましたが、本題に入らせていただきます。今回が初めてのダイアリーということで、この場をお借りして自己紹介をさせていただきたいと思います。ありきたりのテーマに飽きている方もいらっしゃると思いますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 私は幼少期を6年ほどアメリカのワシントンD.C.で過ごしました。NHLのワシントン・キャピタルズの本拠地であったため、競技に取り組むことはなかったものの試合を観戦しにいったりとアイスホッケーは意外にも身近なものでした。また、当時からアイスホッケーの攻守の切り替えが激しくスピード感溢れる試合展開と激しいフィジカルコンタクトに魅了され、とても面白いスポーツだと思っていました。
 日本に帰国後はサッカーを始めました。小学校と中学校合わせて6年近く取り組んだサッカーはというと、ボールを蹴る際に足を振り上げ過ぎてしまい股関節を剥離骨折してしまったことからわかるようにとんでもない運動神経の悪さとセンスのなさが相まって中学3年間1秒たりとも公式戦に出場することができませんでした。技術面においても、練習のたびに走らされた1500メートル走においてもほぼ最下位と常に劣等感を抱いており、部活動をとても苦痛に感じていました。下手くそなりに何か特別な努力をしたのかと言われてみればそういうわけでもなく、いつも早く終わって欲しいと思いながら時計ばかりを気にしていました。このような状態であったため、高校ではなにがなんでも運動部に入らないと決めていました。
 しかし、中学3年生の終わり頃に親から高校にはアイスホッケー部があると教えてもらい、ふと気になってパソコンの授業中によくありがちなNHLのハイライトを見てみました。久しぶりに見たアイスホッケーは相変わらず迫力満点でとても面白そうでした。アイスホッケー部が少し気になっている中、いざ高校生になり陸トレの体験参加や氷上練習の見学などをさせていただき、決して運動部に入らないという固い意志を持っていたはずだったのですが、先輩方の普段は仲が良いのにやるときはしっかりやるといったメリハリがしっかりした姿勢とアイスホッケーの迫力に魅了され、4月のほぼ最初の方に入部しました。
 高校3年間はとても楽しくあっという間に過ぎてしまいました。2年生のときに自分と同じく高校からアイスホッケーを始めた同期が少しずつ試合に出るようになっていき、非常に悔しい思いをしたのは今でも良く覚えています。下手なのにも関わらず大して努力もしていない自分の姿が中学時代から全く変わっていなく、とても情けなかったです。そんな自分を変えようとシュート練に一般滑走とよく自主練習をするようになりました。その甲斐もあってか、3年生になるとそれなりに試合に出れるようになりました(実際は上手だった同期が退部したり、ポジションを変更したからです)。こんな感じで高校ではチームメートから色々と刺激を受け、物事に対して真剣に取り組み、努力をすることの大切さに気付かせていただきました。
 體育會への入部を考えるようになったのは高校2年生のときからです。アイスホッケーがとても楽しく、大学でも続けようと思っていました。コロナの規制緩和によって初めて早慶戦の現役戦を観たときから心はだいぶ決まっていました。実力を鑑みるならサークルレベルが妥当なのは重々承知しておりましたが、早慶戦への憧れが強く入部させていただきました。體育會に入部してからはというと技術面とフィジカル面全てにおいてレベルの違いを感じており、ついていくので精一杯といったところです。氷上練習では先輩方とは別メニューだったり、メニューから外されたりとアイスホッケーを始めた頃を思い出し、練習の度に初心にかえっています。これからもこの初心を大切にし、憧れの早慶戦の舞台に立てるよう日々精進して参ります。拙い文章でしたが、最後までお付き合いしていただきありがとうございました。

 次のダイアリーは、2年FWの栖原大河さんです。栖原さんは高校時代からの先輩で、陸トレ隊長としていつも素晴らしい陸トレを考えてくださり、そのおかげで自分自身陸トレに対して真面目に取り組むことの重要性に気付くことができました。そんな栖原さんは、高校時代はいつも得点に絡んでいて、大学では素早いフォワチェックでチームを支えており、陰ながら尊敬させていただいております。2年間同じチームにいたにも関わらず、自分自身のコミュニケーション能力の低さが故にあまりお話しをすることができませんでした。大学ではこれから3年間同じチームなので沢山お話しをしていただける幸いです。それでは栖原さん、よろしくお願いします!