2013年4月29日月曜日。
長いバスの旅のはてにバーリへ着いた。
バーリはプーリアの交通の要所です。
ここからはバスまたは電車でマテーラに行くことができます。
↓が長距離バスの発着所です。
この翌日はナポリへ移動する予定でした。
●ナポリへの移動。
バーリ-ナポリ
マテーラ-ナポリ
二つのバスの路線があるのでどちらかに乗ると計画していました。
バーリ-ナポリ間は以下のような時刻表でした。
バーリは治安が悪いという噂もあったのでなるべくならマテーラからバスに乗りたいなと考えていました。
下調べはその程度にして、マテーラへ移動です。
こちらのページが役に立ちました。
マテーラの行き方
FAL線というローカル線を利用しました。
まずバーリ駅北口へ移動します。
(長距離バスは南口)
「地球の歩き方」に乗ってるFAL線乗り場はここのはず。。
冷静になって奥の道を左折してみました。
工事中だったのでしょうか。
入り口はこんな感じでした。
入るとすぐにBiglietteriaがあるのでチケットを買いました。
たしか €4.5 くらいだったと思います。
これがホームです。
チケットにスタンプを忘れずに行いましょう。
マテーラ行きはアルタムーラという駅で乗り換えがある場合もあるようで、注意が必要です。
僕は直通の電車に乗りました。
たしか8:07発だったと思います。
電車は発車前に「ポーーッ」っと汽笛のような音を鳴らします。
このイタリア旅行で初めての電車。
なんとなく安心感がある。
車窓から眺める景色はキレイで素晴らしかったです。
電車は遅れました。
20分くらい遅れたかと思います。
マテーラ中央駅はこれです。
ホームは地下にあります。
そらがかなり青い。
シチリアでも感じなかったけれど、マテーラは空が青い。
マテーラ市街はこんな感じでした。
サッシに行く前にマテーラ-ナポリのバスを調べます。
●マテーラ-ナポリ間のバス
駅近くにバスを数社取り扱っているオフィスがありました。
6:20発、
11:20(たしか)発のふたつしかないようです。
6:20を予約しました。
€20 でした。
現金のみでした。
これは探せば自分でも予約できるかもしれません。
バーリにびびっていたのでマテーラからのバスに乗車しましたが、
このバスは結局バーリにも停車します。
さらに、マテーラでは中央駅ではなく、FAL線で一駅先の駅から発車します。
注意が必要です。
さて、ホテルを目指し、サッシ地区へ歩きます。
歩いてすぐにこのような広場に着きます。
このヴィットリオヴェネト広場から階段でサッシへ降りれます。
サッシ地区はこんな感じです。
スーツケースのキャスターは使えません。
この日はかなり暑くてワインが5本も入ったスーツケースを持つのは疲れました。
サッシ地区にはバスは通っていませんが、タクシーは入れるようです。
ぜひともタクシーを利用したほうが良いのではないかと思います。
汗をかいてホテルへ到着。
と思っていたらここはただのフロントで、部屋は別の建物とのころ。
荷物を持って歩きました。
部屋はこのような感じ。
キッチンもあるので長く滞在するには非常に便利です。
僕はこの翌朝5:30には出発するのですが。
ということで荷物を置いて観光を開始しました。
サッシを一歩外へでれば荒涼な大地でした。
サッシは階段が多い。。
この階段を上がるとドゥオモに着きます。
ドゥオモからはこのような眺めが見えます。
後で夜バージョンの同じアングルの写真をアップします。
腹が減りましたので昼飯を食べにボッテーゲという店に行きました。
昼の営業は13時からのようで、まだ時間があったのでスーパーへ。
サッシには無いので市街へ行きます。
うわさのマテーラパンを翌日の朝飯ように購入。
水とかヨーグルトを買いました。
部屋に戻って冷蔵庫に突っ込んで昼飯を食べに行きました。
夜行バスでメシを食べていないのと、疲労とでこの昼はけっこう食べました。
テーブルにパン以外に、ナッツを出してくれました。
これをたべながら料理を待ちました。
メニューにパッパルデッレと書いてあったのでなんとなく頼みました。
これはうまかったです。
クリーム系のしっかりした味ですが、パスタもしっかりしているのでよく合います。
また、クリームソースが大変おいしく、感心しているとなんとトリュフが入っていました。
そら、おいしいわ。
人生初トリュフ。
つづいてオレキエッテ。
この地方では一般的なパスタのようです。
耳たぶの形をしているのが特徴です。
残念ながら、味は並みといったところです。
最後にステーキを食べました。
300g
赤身が多く、好みのお肉でした。
ここの店主はかなりの写真好きのようです。
僕のD600を見ると
「良いマシンを持っているな」
と。
「このレンズは日本ではいくらで売っている?」
という質問に答えると、お店のPCでググってきて
「イタリアだとこの値段だ。」
と不満を僕に言ってきました。
Nikon製品はイタリアではかなり高い値段設定なのは確かでした。
そして、店主自慢のSigmaの望遠レンズ50-500mmを貸してくれました。
なかば強引にD600に装着して鳥を撮っていました。
それがこの写真。
「19時にここに来い。すんげーたくさん鳥いるから写真撮ろうぜ」
と誘われました。
「サッシの風景を撮りたいんだ」
「そんなのありふれているよ。つまらないよ。あの鳥はここら辺にしかいない種類なんだぞ」
と言われましても。
ということで、観光を再開。
いくつかある教会を巡りました。
サンジョバンニバッティスタ教会。
サン・フランチェスコ・ダッシジ教会
空が青い。
当時のサッシ暮らしを再現した住居
サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会
サンタ・マリア・デ・イドリス教会
これも教会です。
気づくとフェラーリ集団がいました。
サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会とサンタ・マリア・デ・イドリス教会を
並べて見てみると、なかなかすごい光景だなと思いました。
という感じで歩き回りました。
日が傾き始めて、日射しも若干弱まりました。
この写真はドゥオモの前から撮りました。
ふとドゥオモを振り返ると、とんでもなく空が青かったです。
マテーラは空が青いな、という印象の町です。
一旦ホテルへ戻りました。
シャワー浴びて15分くらい昼寝しました。
まだ夜景という時間ではなかったので、ワインを買いに行きました。
このワインはうまかった。
19時が近づいてきました。
ボッテーゲの前に19:03行きましたが、店主はもう仕事をしており、
まぁいいや、
と思って声をかけるのはやめておきました。
そして昼間に決めておいた撮影ポイントへ。
気づけば夕日にそまるサッシも撮っておけばよかったなとこの時に後悔。
気に入っていた撮影ポイントにはなんと浮浪者がたまっていました。
気にせずに写真を撮っていると、
「金くれー」
とたかってきました。
無視していましたが、かなりしつこいのでこの場所を離れました。
残念。
ヴィットーリオ・ヴェネト広場からとか、いろんなところから撮りました。
この写真は空が青く撮れました。
残念ながらこの時間帯に撮れたのはこのポイントのみでした。
あとは空が真っ暗になってからの撮影となります。
ヴィットーリオ・ヴェネト広場ですが、夜はライトアップされます。
噴水が青くなったり、
噴水が赤くなったりします。
そしてその後も夜のサッシを撮影しました。
三脚持ってきてよかったーー。
昼間に見つけたお気に入りのポイントに行くと浮浪者はいなくなってました。
お気に入りのポイントからの写真はそんなに大したことはなかった。。。
ドゥオモを入れながら写真を撮っていましたが、そうするとどうしても工事用のクレーンも入ってしまう。
クレーンが邪魔、なのでドゥオモ側から撮ることにしました。
ドゥオモ側から撮影する時に「VR」をOffにしました。
多分最後の写真が一番クリアに撮影できていると思います。
それにしても写真は難しい。
でもマテーラは空もきれいで昼間も楽しかったし、夜もキレイでよかった。
この旅をするきっかけになった街であるマテーラは本当によかった。
マテーラはオススメです。