中尊寺金色堂の中央壇のセンター、
阿弥陀如来座像は平安時代、12世紀頃の作。
ヒノキの寄木造で、
定朝の流れを汲む作風です。

脇の観音菩薩勢至菩薩も当初から
一具であったとされ、三尊としてのバランスも
とれた風格漂う金色堂のご本尊です。
それほど大きな像ではありませんが、
しっかり拝観させて頂けます。
訪れた際は、東日本大震災から復興が進み始め、
観光客をどんどん受け入れはじめた時期だったので、
人はわりと多かったように思います。
中尊寺金色堂の存在は、そういう意味でも
大きなものだったことでしょう。