私の仏像94・広隆寺・宝髻弥勒菩薩半跏思惟像通称"泣き弥勒"。樟の一木造りで、飛鳥時代の作。宝冠弥勒とは対照的に、泣いているかのように見えることから、"泣き弥勒"の異名をとる名仏です。こちらは冠ではなく、髪を結い上げた髻。大きな仏像ではありませんが、悠久の時を経た見ごたえのある像です。霊宝館にていつでも拝観可能ですので、宝冠弥勒と泣き弥勒を同時に見比べることが出来ます♪