私の仏像23・興福寺・文殊菩薩座像 | 松本景の Pianissimo diary

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音楽の事、お寺巡り、猫との暮らしなど、日常の些細な事まで、徒然なるままに記した日記です♪

文殊菩薩は釈迦如来の智恵の象徴で、

普賢菩薩と共に釈迦三尊として祀られたり、

単体でも祀られることがある。

学問の仏様としての信仰も集める文殊菩薩ですが、

興福寺の文殊菩薩は、維摩居士との問答の際の

お姿。

東金堂の本尊、薬師如来を挟んで向かって右手に

文殊菩薩、左手に維摩居士が。


両像共に定慶の作と伝わり、
ここでの文殊菩薩は甲冑を身に纏い、
逞しく青年像のように作られている。

一般的な菩薩像よりは天部(梵天や帝釈天など)にも近い像容。

それこそ、東寺の立体曼荼羅帝釈天に負けず劣らずの

イケメンぶり!

同じ興福寺には国宝館に阿修羅像もあり、

イケメン率高めとなっております!