子供の頃から学生時代くらいまでは
よくプロレスを観ていました。
その頃には猪木さんは既にスポット参戦で、
僕は猪木さんの弟子、長州さんやドラゴン・藤波さん、そして闘魂三銃士が活躍されている時代、
放送も夕方から深夜へと以降した時期でした。
長州さんがコールを受けて、
力こぶしを天に突き刺す様に、
僕は大人になってからも心の中で力こぶしを
突き上げてきました。
プロレスにはロマンがあり、
あまり観なくなってからも、時々"今のプロレス"を
意識的に気にしてはいたと思います。
そして、燃える闘魂。
猪木さんが居なければ、
"今のプロレス"はなかったのかもしれません。
一線を引かれた後も、常にその存在が
多くのレスラーやファンを引っ張って
いたであろうカリスマ。
特別猪木さんのファン!!というわけではない
ような僕でさえ、プロレスといえばアントニオ猪木。
長州さんを応援していてもその向こうにはアントニオ猪木。藤波さんがチャンピオンになってもアントニオ猪木。三銃士が人気絶頂でもアントニオ猪木。
K1の武尊選手も、原点は猪木さんだと
おっしゃってましたね。
長州さんも、弔問では手が震えて線香に火を
つけられなかったそうです。
プロレス、いや、格闘技には、
猪木イズムが常に流れているように思います。
プロレスに留まらず多くのご活躍を目の当たりに
しながら、揶揄される事も多かったし、
賛否両論はあれども、
いつも奔放に闘魂を見せてくれて
いたように思います。
「バカになれ!」「バカヤロー!」
猪木さんは、人間はバカで愚かなんだと
いうことを悟るところから賢くなれる、成長がある、
というお考えであったと古舘伊知郎さんが
おっしゃってました。
最後の闘魂、生きざまも、
アントニオ猪木であり続けた猪木さん。
最後の動画のインタビューで、
「敵がいるうちは、いいじゃないですか」
と微笑む闘魂、
そしてまた、辛いことは何かと問われた時に、
「晩飯をひとりで食べる時」と
おっしゃられていたことも印象的でした。
しかしながら、
痩せ衰えたその姿にも………
燃える闘魂が……!!!!!
闘魂伝承、
聖火リレーのように、
受け継がれていくのでしょう!
ご冥福をお祈り致します。
合掌