リスペクト邦楽男性編その1 | 松本景の Pianissimo diary

松本景の Pianissimo diary

音楽の事、お寺巡り、猫との暮らしなど、日常の些細な事まで、徒然なるままに記した日記です♪

僕の音楽成分表には、
洋楽邦楽入り乱れております。

そこで、ここら辺でその内訳をザクッと
まとめてみたくなったので、
勝手に(笑)まとめてみようと思います。
まずは、邦楽男性編その1。

サザンオールスターズ&桑田佳祐さん

言わずと知れたモンスターバンドですね。
青春時代からいつもそばにある音楽のひとつです。

今なお活躍されているのは驚愕でしょう。
北新地のピアニスト時代は随分お世話に
なりました。お客様の伴奏数も圧倒的に
多かったと思います。

桑田さんは、"自分はアーティストと呼ばれても
ピンと来ない。音楽屋さんとかの方がしっくり
くるんです。"とおっしゃってました。
正に稀代の音楽屋さんですよね。
街の片隅の小さなラウンジの隅々まで
こだましているのが証拠だと思います。

色々な要素があるとは思いますが、
大衆性や流動性と共にあるポップスの定義を
外れない音楽性、それゆえに、エセ評論家や
ジャズミュージシャンなんかには、
"同じような曲の焼き増し"とか揶揄される
のも耳にしてきました。
それって、同じように聴こえる感性しかないって、
自分から豪語してるようなものだと
僕は思っていました(笑)
ある側面では、パターンというのがありますが、
他にも要素が相まって、初めて歌だと思います。

何よりも!売れたからといって、聴衆の需要を
無視した音楽制作や活動で、直ぐに下火に
なって消えていく自称アーティストは数知れず!
しかし、本当に聴き手側への想像力がある
方々は、大衆性と自己主張のバランス感覚が
良く、"相手"ありきのアイデンティティーを
お持ちなんだと思います。
ミスチルやB'z然りですね。

桑田さんはこうもおっしゃってました。
"喜怒哀楽でいうと、自分の音楽は間違いなく
哀です"
ここら辺も僕的には重要です♪
哀だけは、独立性があり、すべての
裏付けになりうると考えているからです。
そこをすっ飛ばした喜や楽は所詮その場しのぎ
の帳尻合わせだと思うわけです。
桑田さんの音楽は、そこのところを、
深刻になりすぎない、常に大衆性をはらんだ
音楽へと昇華されているように感じます。
そして、その裏返しともとれる下世話さや、
ひょうきんな照れ隠しも、僕は好きですね。

"歌は一度ドロップアウトしたら、それは
聴いた方ひとりひとりのものになる"
と言う桑田さん。

「明日晴れるかな」というソロ作品を
出された時に、
"応援歌といっても、本当のところは、
苦しんでいる人の方をポンッと叩くくらいの
ことしか、我々には出来ない"
ともおっしゃってました。
そういう謙虚さや、民衆的なアプローチが
生んだこの曲は、"僕の歌でもある"、
と、恥ずかしげもなく言わせてくれる、
大事な一曲です。

オススメ楽曲

サザンオールスターズ
YaYa〜あの時代を忘れない〜
真夏の果実
希望の轍
あなただけを〜summer heart break〜
心を込めて花束を

ソロ
明日晴れるかな
白い恋人達
祭りのあと
孤独の太陽
JOURNEY

次回は、その桑田さんに、後輩であるにも
かかわらず"天才"と言わしめた
槇原敬之さん!