現役に戻りたいなと最終的に決断したのは昨年の全日本選手権の後。

もう一度やってみようかなと。やるべきことに全力をかけてやっている姿を見ていて(テレビのリポーターなどをしていたことから)これが本当に自分のやりたいことなのかな という気持ちが膨らんできた

 

ソチ五輪後は、サッパリした気持ちで次の人生を迎えてなかった。この4年間過ごしていく中で、次に進むためにもう一度、現役やってから、納得してから次に行かなきゃいけないと

  



復帰を決めてからは現役に戻ることだけを考えて過ごした。不安な気持ちはずっとついてくるけど、自分の中ではスッキリした気持ち。4月から徐々にスタートして非常に充実した日々を送れている

 


刺激になった選手は

みんなですかね。いまの自分としては世界と戦うレベルに戻すことは困難だと感じながら過ごしてきた。スタートの時は体が言うこと出来ず『本当にやっていけるのか』と思ったけど。ジャンプが戦う上で必要になってくるのでネイサン・チェン選手のジャンプは研究させてもらいます



怪我などつらい経験もあったが、それでも決断した。 

自分はフィギュアスケートが軸にないとダメだな。今後の生活をしていく上で、しっかりしたものを持っていなければ自分らしく過ごせないと思った。上から目線になってしまうけど、今までは期待に応えたい という部分で戦ってきたけど、これからは自分のためにやりたいと思った

わがままですが、自分自身のためにやって行きたい



誰かに報告は?

真央だったりノブ(織田信成)だったり、ギリギリになってですけど報告しました。コーチには年末に 実は現役をやりたいと報告して。

そこしか見えてなかったのでだれかに相談してやるということはなかった。

 


目標はまずは(12月の)全日本選手権を目指したい。いまの段階では難しいと思ってるけど、あと6か月で4年間のブランクをどれだけ縮められるか。やれることを精いっぱいやりたい

 

 

どういうスケーターになりたいか

いまの自分の立場だったら、30も超えて、なかなか成長は難しいけど30でもこれだけ成長できるんだよと、12月が終わった時に見せられるようにしたい

 


国際大会には?

今は考えていない。もしかしたら気持ちに変化はあるかも知れないけど、世界というより日本の中でどれだけ戻れて成長できるかというところ

 

ジャンプの種類は?

4回転は2本ぐらいは滑れるようにしておかないと。

でも現役の後半よりいいんじゃないかってぐらいジャンプはいいと思う。あまり急にやり過ぎても体に支障あるでるので、状態としてはいいぐらい。希望ですけど、2種類を2回ほど入れられれば



ソチ五輪後を振り返って。

4年間ありましたけど、前半の2年間はまったく現役復帰も浮かんでこなかった。昨年の1年間で『やりきれてなかったのかな』と気づいた。ソチはただただ応援する気持ちでいて、現役に戻っても、そことは勝負できないだろうなと。別次元だった。悔しがったり、喜んだりする姿がいいなと思って、また味わいたいなと、刺激になった。僕も喜びの中で終われたらいいなと

 


世界の舞台には

いまの時点では先は考えられない。ただ、もしですよ、もし、チャンスがあるなら、そこに出るべきなのかどうか考えてから決めたい。後輩スケーターの邪魔もしたくないので


4年前の引退表明では満身創痍(そうい)でもあった。 

この間にダンスもしていたし体の中での変化はある。いままでしなかった筋トレで補強する筋肉作りもしている。いままでとは違う作り方をしてて、まったく違う体で復帰に向かっている

 



平昌五輪金の羽生結弦選手、同銀の宇野昌磨選手らに勝ちたい?

 

そりゃあ、勝てるものなら勝ちたい。けど、勝てる気はまったくない。そうなったら食らいついていきたいですけど。イチからのチャレンジャーだし、無くすものもないし。メダリストに勝てれば儲けもの(笑)

ただあそこは別次元。だれが見ても世界を引っ張っている。同じレベルでは…。12月の全日本選手権で入れたら、最終グループで入って、いっしょに6分間練習したいな

 






一緒に6分間練習したいのは昌磨くんもですね
初めて全日本の最終グループに入った昌磨くん
凄いメンバーの中に初々しい昌磨くんが居て
なんだか遠慮がちに練習していた昌磨くん



大輔さんと全日本で闘うことができたら
昌磨くん、嬉しいだろうなぁ照れ




記事より〜


高橋は14年ソチ五輪後、右膝などの故障で同年3月の世界選手権を欠場。その後、10月に引退を表明した。「けがで世界選手権に出ることができず、そのことでさっぱりと次の気持ちになれていなかったことが、(昨年末に)全日本選手権を見て出てきた。次に進むために現役復帰して、納得して次に向かいたいのも決断の理由」と心境を明かした。

以前は勝たなければ意味がないと考えていたというが、昨年末の全日本選手権で後輩たちの激闘を目撃し、それぞれの選手がそれぞれの目標のために努力している姿を見て現役復帰へと突き動かされたという。



1番は(自分の中で)フィギュアが軸にないとダメだなと。今後の生活する上で、フィギュアというしっかりしたものを持っていないと自分らしく過ごせない。そういう意味で自分のスケート取り戻したい。今までは、人の期待に応えたいと戦っていた。今回は自分自身のために。誰かのためという気持ちではない。自分だけのために。わがままだけどやっていきたい」と話した。

まずは、今年12月の全日本選手権(大阪)を目指すという。ただ、4年以上ブランクがあるだけに「勝てるものなら勝ちたいが、勝てるとは全く思っていない」と現状を分析。「練習して思い切り食らいつきたい。不安は100%あるが、楽しみしかない。また1からのチャレンジなので、勝てなくて当たり前。勝てればもうけもん」。過去5度全日本を制した男が、裸一貫リンクに帰ってくる。







そして山本草太くんが、昨シーズンの全日本に帰ってきた事にも、大輔さんの現役復帰の後押しをしてくれたようですね
三回も手術をして、数ヶ月前にはジャンプは一回転しか跳べなかったのに、全日本では三回転まで戻してきた事を見て感動したそうです

はい。私も泣きました



今年の全日本は最高に楽しみですね

全日本はテレビ観戦のつもりでしたが
行きたくなってきた〜〜照れ
でも多分チケットはそう簡単には手に入らないでしょうね


大輔さん
4回転ジャンプ楽しみにしていますおねがい