どこまで毛染めで引っ張るの・・・ヽ(`Д´)ノ と言わずにお付き合い下さいねウィンク


まだまだ毛染めなんて縁の無かった30代、取引先の社長さんに起きた事です。


私が初めてお会いした当時、社長さんは確か60代後半だったと思います。
社長さんと言っても、社長一人、社員一人で切り盛りする小さな会社。
そしてこの社長さんと仕事をするのは一年に一度、横浜のホテルのおせち用の
食材を納める時のみ。

 ここのおせちは本当に美味しそうだった。
 普通は取引業者に付き合いとか言って買わせるんだけど、ここはいつも完売で
 買いたくても買えなかった。数もそんなに作らないし。
 豪華だねぇ、これもう1重左にあるの音譜全部で3段重ドキドキ



60代後半と言ってもバリバリ仕事してて、それは勢いのある方でした。
こちらは先にホテルの料理長とつながっていたので、多少強気ではいたけど
それがなければ、いいように扱われそうなくらい少しふてぶてしいタイプ。
まぁその位じゃないと料理長達を相手に商売なんてできないですから。
小柄でいつも忙しそうにパキパキと動く人でもありました。

それから何度目かの暮れ、またおせちの件で電話するといつもの元気が無い。
とりあえず、横浜で待ち合わせして商談したのですが、
去年までは年なりだけど、きちんとしていたのに、今回は髪はバサバサでやつれた感じ。
すると、立ってもいられないくらいに具合が悪かっただそうです。

最初は年だし、過労かな?と高をくくっていたらしいのですが、その内に起き上がれない、
一日中だるいなどがあり、病院に行き、診断されたのが、
赤血球が少なくなる病気
体内で造血ができなくなっていたそうです。

なんで急にそんな病気になったのか検討もつかずにいると、お医者さんが
「○○さん、毛を染めてますよね?」
「はい」
「多分、それが原因だと思います。」
と言われたのだそうです。

毛を染めて赤血球が少なくなる?


でも、社長さん、一つ思い当たる事がありました。

やはり1ヶ月に1度のペースでなじみのバーバーで毛染めをしていた社長さんでしたが、
ある日、このバーバーの店主から、
「○○さん、忙しいだろうし、毎月毛染めするの大変じゃない?」
「そうだね、特に忙しい時期はね。」
「これ試してみない?この染毛剤、新商品で3ヶ月に一度染めればいいらしいんだ」

といつもと違う染毛剤を見せ、
「3ヶ月に一度なら便利でいいなぁ!よし今回はそれにして。」

と早速試した後、具合が悪くなり始めたそうです。

一生に一度しか投与できない血清を注射され、これをすると「しましたカード」を
常に携帯しなくてはいけないそうです。
何かあった時、間違って同じ物を投与されると死んでしまうそうです。
そして増血剤を飲む毎日。

それでも疲れは取りきれなくて、毎日の倦怠感。

その商談の別れ際、

「あなたはまだ毛染めなんて関係の無い年だけど、
年取って白髪が多くなっても毛染めなんかしちゃだめだよ!」

と強く念押しされました。

結局、その社長さんはその後、年齢的にももうリタイアという事で商売をたたんでしまいました。

でもやっぱり白いままはねぇ・・・。

男の人ならいいんでしょうけど・・・。
あぁ男に生まれればよかったかなぁシラー


まだ毛染め話し続きます・・・いつまで??? さぁ・・・(笑)