ドロンさんがインターウィークに関連し、とても深い考察をされています。

ダンス界のあり方、ダンスを知らない人に向けた訴求、そして愛好家の姿勢についても考えさせられました。

 

 

この中で触れられている選手に対する「推し活」について考えてみました。

 

競技会やプロショーを見に行くのは、ある意味好きなアーティストのライブを見に行く感覚に近い気がします。

 

違うのは、そこで踊っているのが、日頃教えてもらっている「先生」だということ。

一方的なファンとアーティストの関係じゃないってことですね。

 

自分の先生じゃなくても、好きな選手(特に海外トッププロ)をするのは、距離があるので、アイドルを応援するイメージになるかと。

 

「会いに行けるアイドル」という言葉がありますが、確かにダンスの先生にはそれに近い感覚もあります。

 

そして、一方で、富裕層のスポンサードの仕方を見ていると、中世のパトロン制度のような感じもあると思うのです。

 

程度の違いこそあれ、お金を払うという意味では、プロに愛好家が接するというのは、多かれ少なかれスポンサードに近い意味は生じるのかも。

むしろ商品(レッスン)を提供し、対価(レッスンフィー)を払うことはイコールダンサーとしての活動を支援することにもなるから。

 

アーティストの応援は、ファンが同じものを目指すわけではないですが、ダンス愛好家がプロダンサーを応援するのと違うのは、レベルの差こそあれ、ダンスという同じものを目指すところが大きく違う。

 

競技会やプロショーは一種の「夢」だと私は思っています。

自分には絶対にできない動き、スピード、美しさ……。

プロダンサーはどんなに目指しても決してできないそれらを体現してくれる存在ですから。

 

そして、対外的なこと関しては、どうしても閉鎖的なところは否めない。

テレビで若いダンサーが取り上げられ、興味を持ってくれている人も増えてきてはいますが、まだまだ。

これはカヌーやボルタリングといったマイナー競技と似たようものかも。

 

舞台を見に行っても、観客は出演者の関係者が圧倒的に多いですし。

 

ドロンさんも書かれていますが、若い層に親和性のあるSNSを使ってもっともっと波及効果を狙った宣伝をしていかないと、来てほしい層にリーチするのは難しいでしょうね。

 

まだまだクチコミ頼りというダンス界ですから。

 

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