間近でベリーダンスを見ました。

ダンスイベントが多かったので、書くのが大分遅くなりました。

先週の話です。

 

本当は……「リアル『セクシー田中さん』」と浮かれたことを書こうと思っていましたが、今回の事件でとてもそんな軽々しいことを言えなくなりました。

 

私も脚本家の端くれとして、原作のある作品を脚色する仕事をたくさんしていますので、どんな時にも原作に対するリスペクトの気持ちだけは忘れてはいけないと思って書いています。

 

どこまでの変更が許されるのか、絶対に貫きたいところはどこなのか?などは事前に確認しています。

そのせいか今までトラブルに発展したことはありませんし、宮部みゆきさんなどは「あなたが書くなら任せる」と言ってくださったりということもありました。

でも、それは今までがラッキーだっただけで、これからはもっともっと気を引き締めていく必要もあると感じました。

 

今回のことは、本当のところは当事者にしかわかりません。

だから、勝手なことは言いませんが、本当に楽しい作品だったし、ベリーダンスのすばらしさを世に広めたことだけは間違いないと思います。

 

さて。ベリーダンスについて。

 

15年前に世界名作劇場「ポルフィの長い旅」という作品を担当しました。

半月に及ぶギリシャ、イタリア、フランスへ取材旅行に行き、放送は1年間で全125話。

 

私はシリーズ構成(作品全体を構成し配分し脚本を書く)だったのですが、あまりにも過酷な仕事だったので、スタッフ間の結びつきが強くなり、いまだにたま~にポルフィ会として飲み会をしています。

 

昨年美術監督が亡くなり、その偲ぶ会がありました。

ロケハン中は「え、そんなとこ!?」というところを重点的に写真に撮っていた方です。

石畳の模様やドアノブの形や錆び具合、建物の意匠……絵に描くというのは大変なんだと思ったのも昨日のことのように覚えてます。

トラブル続きで半月で3キロ痩せた過酷な旅でした。

 

ギリシャ料理のお店はなかなかないということで、なぜかトルコ料理のお店へ。

9時を過ぎると、お店の人が照明を変えました。

赤と青のチカチカライトに。

 

そして現れたベリーダンサー。

 

 

おおっ。間近で見るベリーダンスは社交ダンスに近い部分もあれば、全然違うカラダの使い方もありだ。

 

ついつい見入っちゃうのが衣装。

露出はラテンドレスと同じか多め。

生地は近くで見ると、ほぼ同じ。

伸縮性のあるスカートとショールはジョーゼット。

 

長い髪も完全に衣装の一部になって踊ってました。

 

この後、この黄色と紫のショールを投げ捨て、ソロダンスが曲ごとに踊られ、次にお客を引き込んで一緒に踊る。

お酒も入っているし、若者はノリノリで踊っていました。

 

最後にテーブルを回るのですが(ちなみに店内はめっちゃ狭いです。しかもこの時点で満席)、お客は肩紐やお腹のベルトのところにチップのお札を挟んでいく!

なるほど。

日本の大衆演芸にもおひねりを渡すシステムがありますが、同じなんですね。

 

女性としてのセクシーさと毅然とした生き方が見える。

それがベリーダンスなんだなと思いました。

 

お料理も珍しいものばかりだけどおいしかった。

なんだか海外旅行にでも行ったような不思議な一夜でした。

 

 

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