暴れん坊だな。

 

S先生の言葉に私は絶句した。

暴れん坊……暴れん坊……暴れん坊……!?

 

この形容詞が似合うのは将軍以外に知らない。

シニア生徒になぜそれを言う?

 

唖然とする私に先生はたたみかけた。

 

新しいおもちゃを手に入れたからって、使えばいいってもんじゃないんだよ。

 

ここでいう「新しいおもちゃ」とは、別にダンスがうまくなるグッズとかではない。

ずっと妖怪ぬりかべがドーンとそのまま動いているようだった上半身。

肩甲骨回りをもっと使ってやわらかく踊るという最近教わったテクニックのこと。

 

つまり「わーい!私の背中にはまだ使える土地があったのね~」と踊っていたのがダメだったらしい。

 

結果的に暴走していたようです。ふう。

 

それでも、昨年のマグロが跳ねるのを必死に押えるよりはマシらしく。

もう「マシ」ってところに苦労が偲ばれる……。

 

最近教えられることが、そういえば1年前にも言われてたね、

去年のノートに書いてある!

とようやくわかることが多くて。

 

だから、ずっと言ってんだろーむかっってなるわけですが。

 

気づきはいつまでもいつまでもある。

だから、ダンス沼にズブズブとはまるんですねえ。

たぶん外から見たら、大した違いはないと思うんですけどね。

 

 

お花見に行けない私のために友人が新宿御苑の桜の写真を送ってくれました。

雨で散っちゃうのかなあ。

 

桜って、日本人のメンタルには特別な響きがあったりしますよね。

お花見と直結するせいか、「〇〇さんと見たなあ」といにしえの恋に思いを馳せたり。

年齢を重ねると「来年は見られるのかなあ」と思うとか。

 

そういえば、イギリスで満開の桜(この場合はチェリーブロッサムっていうべきか)を見たことがあるのですが、なんか違和感。

なぜかと思ったら、下が緑の芝生だったから。

 

日本だと桜の根本って土がむき出しのイメージ。

桜の木の下には死体が埋まってる、なんていう言葉もありました。

 

今年は近所の桜を通りすがりに横目で見るだけ。

雨に負けないでと願う週末。

 

 

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