きばたん福田さんと足立さん。

サカサマ島綺譚～奇抜探偵・四条司の静謐なる思考～ 

2013.3/6～12

二年前に出させていただいた一作目のミッシングタイムから大好きになった奇抜探偵四条司シリーズの新作に出演しました。 

脚本の福田さんの世界観が大好きで、奇抜探偵の新作をやると耳にしてちょい役でも出たいと去年からラブコールを送って叶った念願の作品。

ほの暗く、透き通った冷たい血が通うような脚本。  

登場人物達の、背景を一人一人想像したら止まらないような細かく魅力的なキャラクターづけ。 

限・界・密・室！も設定がたまらなかったけど今回は、孤島に集められた名探偵達が【極上の謎】に挑むと言う、金田一少年やコナンに出てきそうな素敵シチュエーションでした。 

孤島、謎解き、名探偵達、美味しいフラグ立ちすぎ。 

福田さんの台詞回し、台本の構成、見終わった後の何か悔しい釈然としない感じ、本当に大好きです 

今回、登場人物達の名前が過去一難しい読み方で、。

しばらく皆で台詞覚えの前にキャラの呼び名に苦戦していたのですが

「誰もが主人公として成立できるようにしたかったから」と言われて納得。 

↓

県誠志郎〈アガタセイシロウ〉

蘭爽〈アララギソウ〉

臼井栄吉〈ウスイエイキチ〉

尾上莉音〈オノウエリオン〉

加賀美教人〈カガミノリヒト〉

醐醍秋大〈ゴダイアキヒロ〉

千葉譲次〈チバジョージ〉

野際了〈ノギワリョウ〉

月見里明〈ヤマナシアキラ〉

すごくない？

これ考えるだけで３日くらいかかっちゃいそうだよねぇ。 

これに設定がついてくるからね。 

福田さんの本は、小説にして長くなったものを是非読んでみたいです。

面白いんだろうなぁ。 

そして演出の足立さん。 

一番最初に足立さんの演出を拝見したのは神保町の「たましい屋さん」でした。 

セットと音の印象が強く、何かずっと覚えてたんだよなぁー。

ちなみにこの公演はエリートヤンキーのお二人も出ていて橘さんのお芝居に泣いたのも覚えてます。 

西島さんは、大きい人だなーと思ってたような。

足立さんは、もう、お洒落。 

何だろうあのセットのお洒落さ。 

赤と黒と白しか使わなくて抽象的なのにリアルに見えて、更に使う音楽と映像とそのタイミングとがすっっっごくカッコ良い。 

ＯＰとラストに使われてる曲は聴くとゾクッとしちゃうなぁ。 

今回のセット、ファンの女の子に言われて初めて気づいたのですが、９つの十字架が隠されていました。 

逆死魔〈サカシマ〉による９つの死を連想させる逆さ十字ですよ

これ、私達に言わずにいるとこがまたカッコ良いなぁー。 

サラッとカッコ良い事してるんだよなぁー足立さん素敵。 

サカシマのカードデザインしたのも足立さん。 

お洒落。 

お洒落が憎い。

基本的に自由にやらせてくれて、ポイントをソッと個人個人に教えてくれる演出スタイル、小粋な方です。 

マシンガンデニーロさんの公演も観てみたいなぁ～

次の更新ではキャスト紹介を。