先生とのマンツーマンのコンガクラスが始まった。ポン ポンと片手で太鼓の一音を叩く。

それだけで約1時間半のレッスンは終わる。

  毎回 これだけ。

いつになったら いろいろリズムとか教えてくれるのかー!? たった一音、ポンって どうなのよ!

 

  と、ついつい あまりの退屈さについに掟を破り、好きなサルサバンドのライブを見に行ってしまったのだ。先生がいつも私を見張ってる訳はない。見に行ったってバレることはないはずーと、

 

 ところがどっこい、、。いつものように先生の家でレッスンが始まって、ポン。

 

  “あーもう来なくていいから、今すぐ帰れ。”

と、言って、家から追い出される。途方に暮れながら、私は今来た道を引き返すしかない。

なんでバレたのか全くわからない。意味不明? 不思議過ぎる。??? 

 その後 電話しても 即、切られ話しもしてくれない。それでもこっちも懲りずに何度も電話をしてみる。

随分 日にちが経った頃 やっと 来週、来なさいと、お許しが出た模様!!😁

でクラスは無事、再開。ここでほんとは聞きたいところだ!

 ”先生ーなんで私がライブ見に行ったり、約束破ったのわかったんですか?”

いや、しかし、それはやっぱり聞けない。そして、先生もその事には触れず、何事もなかったかのように、

相変わらず 同じことが繰り返される。

 ポン いや 違う ポン(先生の叩く音) “こうだ!” ポン が続く、、。

 

 いいか ミュージシャンたるものは、まずはいい耳を持つことだ。いい音が聞き分けられないでどうする。

お前はどうやって自分の叩く音を目指すのだ。リアルサウンドがわかり 

 

  それをお前が出すんだ。

     リアルサウンドを‼️

 

     ポン! ポン!

 “力を抜け!いらんこと考えるな!心で聴け!”

なんだかわたしゃ 禅の修行僧かって⁉️🤣 

 

 

            

  

 自分がやっと探し求めていた事に出会って 自分の心がこれだ!と思って決めたのに 時々、外からの情報や自分の思い込みや疑いなどに惑わされ、葛藤し、自分の軸が揺らぐ。

 

 しかし、結局は、、、

 最初の自分の直感を信じよう!

         と思い直すのだった

 

 ブロンクスから地下鉄に乗ってローワーイーストサイドへと帰る。

  夜のマンハッタンの街の風景が好きラブラブ