★満月の夜は、浜辺で”ルンバ”

 今夜は月に一度の”ルンバ”の日だ。この島で”ルンバ”と言うのは、満月の夜、海辺で、音楽かけたり、演ったり、歌って、踊って、パーティーのようなことをこう呼んだ。(普通、”ルンバ”は、キューバ音楽の中のアフロキューバのリズムのことを言う)と、言ったって、毎夜、歌と踊りがなきゃ、朝はやってこないと言う私達は、雨が降って、たとえ月が見えなくても、へっちゃらさ、いつものディスコテカ(いつ聞いても響きがなんだかねショボーン)があるからね。と言って毎夜、踊り明かしていたが、やっぱり 満月の夜は特別なのだ。

 私の住んでる所は、やしの木ばやしにある小さな小屋で、みんなが作ってくれた。石ころを積み重ねかまどを作り、雨水をドラム缶に貯めて、灯油ランプに灯りをともし、とても自然に暮らしをしていた。 🏝

 

 水浴びが終わる頃、美容師のハエルが呼びにやってきた。

 ”今日はルンバだから、ちょっとおしゃれしよう。”

と、言って、小さなバックからクシなど取り出して、潮で赤茶けた長い私の髪の毛を結ってくれ、最後に摘んできた花をさしてくれた。爆  笑 

 ”よーし、これでオッケー。出来上がり! 行こう!”

と、いつものココナッツストリート🌴に向かった。 外はすっかり夜のとばりが落ち、真っ黒なやしの木のシルエットの向こうには星が輝いていた。私達はみんなが来るまで、ココナッツの実をとって、大きなナタで上の方を、スパッと切って、その中にラム酒を注いで回し飲みしながら、すでに”ルンバ”をはじめていた。(私はお酒飲めないよチュー

 海にまん丸い大きな月がでる頃、砂浜はまっ白になる。こんな大きな月を見るのは初めてだ。あたりはまるで白夜のようで、すべてのものが、月の灯りに照らし出されていた。

 浜辺では、すっかり カリプソやサルサやレゲエやといろんなカリビアンミュージックがかかり、歌い踊りの世界がくり広げられてていた。それに子供も大人も、壊れたなべやかま、フォークにスプーン、おろし金、ビール瓶etc....で参加.。ぜいたくな楽器はないけれど、胸に響く不思議な音がする。物のなんてなくても、こんな楽しい仲間と何でも楽しんでしまうこころがあれば、人生はとっても楽しい!爆  笑

このルンバも 歌って踊って、生きる喜びを表すことによって、海に、月に、太陽に、、、すべての自然にありがとうーって言ってることなんだろうと思った。

 私は少し踊り疲れて、夜の海でひと泳ぎ、キラキラの光と泡の中で浮かんで空を見上げる。

 まるでこの島が、スッポリ、月の光に照らし出され、宇宙の中に浮かびあがる、魔法の島なのかもしれない、、。

  

 これぞ、まさしく、フルムーン パーティーと呼ばず

  なんと言うびっくりマーク爆  笑 ってか縄文時代からやってたよね。

 

 (ここで私はサルサ(ラテン音楽)に生まれて初めて出会い、コンガ(太鼓)のリズムと響きに魅せられ、その後、ニューヨークに向かうことになる。)

 

 テレビやスマホから目に映るものは、すべて、架空の空間だ。戦争があったり、事件があったり、芸能人の不倫があったり、そこに自分の視点、焦点を合わせ、意識が向いているのは映画を見ているのと同じこと。それにハマっている時間がもったいない。

情報に踊らされるな。踊るならフルムーン パーティーで!!

他人の戦争にああだこうだと言ってる暇あったら、お前らの戦争終わらせろっ!?チュー

 

 ★本当の自分のリアルな世界で生きよう!