この2年間で、4回目のキンシャサ入りだ。いつも治安の悪いキンシャサだが、行く直前になり、さらに治安が悪化 、外国人国外退避命令が再び出された。この数日間のみんなのメッセージ 、情報が飛び交い、どれもこれも行くな、危険過ぎるなど悪い情報ばかりで否定的になる。結局 いつもと同じで、カビラ大統領の任期がとっくに過ぎても居座り選挙もせず、国の状況もどんどん悪くなりで、12月31日にそれに反対する大きなデモがある。イコール 暴動になるだろうと。特に年始年末は危険。日本在住のコンゴ人からは今はやめろと。フランス人のミリテールが19人殺された。次の日はアメリカ人のミリテールが15人殺された。無差別に外国人が殺されているらしい。でもそれは東部。政府軍と反体制派の戦闘が激化している東部の南キブなどは死者も難民も増え続け、この世の地獄になっている。もちろん、キンシャサの治安も悪化しているのは充分 承知だ。外務省も日本大使館もこの期間は控えてくれと言う。現地の慎重な大人は延期しろと言う。しかし チケットはもう買ってキャンセルできないし、現地の若者達は”俺たちが守るから大丈夫だ。来い!と、いたって脳天気なポシティブ 派?も少数いる。でも考えたら、キンシャサはいつもこうだ。確かに治安が良くなるなんて言う日はいつ来るんだ。そんなの待ってたらずっと行けない。イタリア大使の息子 ダニーロ( みんなはイタリアーノと呼んでいる)は政治家の息子だから危険を伴うので年末 様子見て、やばいようならアンゴラに逃げるが 、それほどでないならコンゴにいると言う。”うちの運転手に空港まで迎えに行かせようか?”と。さすが金持ちのボンボン!前回も夜な夜な クラブのはしごするため この運転手がみんなを乗せ、スッテップバンの車で走り回ってくれた。”もう勘弁してくれ こんな夜遅く、うちに帰らせてくれ”と泣き言、言いながら遊び回るのを付き合ってくれた。いや無理矢理 付き合わせた、”キンシャサ、ミッドナイト クラブ巡り!” 

そんなこと思い出しながら、やっぱ、ここは行くしかないでしょー。

 "どの情報をつかみ、 何を信じて行動するかは自分しだいだ!" 

2017年、クリスマスの夜、私はアフリカ大陸に向かう飛行機の中にいた。