ある日の「お源さん」の番組で星野源さんがクレイージーキャッツとドリフターズへの愛を語られていました。

 

私が子どものころ普通に見ていた映像を、素晴らしいものとして語られていました。

 

今、芸能の宝、レジェンドと奉られることに驚きと感動があります。

 

あたりまえのようにお茶の間のテレビに登場していた人たちが時を経て若い人たちの特別な存在になるのだなと。

 

今社会の中心にいて社会を動かしている人たちが半世紀以上前に日本をつくってきた様々な方々に興味を示し、リスペクトの思いをSNSの世界でも示してくれるというのに喜びを感じます。

 

特に音楽、文化を中心に感じることです。

 

昔のものは古臭いものではなく、古きよきものとして今の時代に輝く存在となっているとしたら、高齢者と言われる年代の私たちも古きよき人として輝くことができるのだと思いました。

 

いえ、輝かせてくれる社会をつくっていかなければならないと思います。

 

近頃よく耳にすることに、65歳以上の方々が社会に出て働いている、その率が高くなってきているということがあります。

 

私は60歳でいったん退職した後、学校現場が私を必要としてくれました。

 

私を生かしてくれる職場に出会うことができました。

 

私を必要としているということを思わせてくれます。

 

そうなれば木に登ります。

 

実力以上のものを出そうとエネルギーがみなぎってきます。

 

古きものを古くさいではなく、よきものとして受け止めた時だれもが幸せになると思います。

 

長い人生の中で得たもの、つけてきた力を社会のなかでおおいに活用してください。

 

社会はそういう人たちを利用してください。

 

私は今、私を活用したいと思ってくださる職場に出会いました。

 

 年齢を重ねたことが力となり、社会を支える立場になれるのだと実感しています。

 

ある講演で言われたことばがあります。

 

僕は降りてくるゴンゴラにおもいきってのってきました。何度もです。」と。

 

そして今があられるのだと思います。

 

その方には夢がありました。

 

しかしすぐに夢はかなうものではなく、今の現状を受け止め地道にコツコツ高校卒業後も生きていらっしゃったそうです。

 

しかしその後、彼の夢に近づくゴンドラが目の前に降りてきたのだそうです。

 

ゴンドラにのるのは不安、葛藤でのれずに通りすぎてしまうことも多いのではと、私は考えてしまいます。

 

結果私はのらずに通り過ぎてしまいそうです。

 

しかし彼は降りてくるゴンドラにのってきたというお話をされました。

 

もちろんのったからすぐに夢に近づく実感より、苦しさや困難さとの戦いもあられたようです。

 

そうすると次のゴンドラが降りてくるのだそうです。

 

まるで小説のような人生で、結果はだれもが認める夢がかなった人として輝いていらっしゃるのですから。

 

ゴンゴラに何度も自分の人生をゆだねてきたことに説得力があります。

 

かといってすぐに見習う自信はありませんが。

 

でも人の人生を聞くことはいいことです。

 

自分の中にとりいれていけることを探し、見つけることもあります。

 

人の話を聞いたり本を読んだりすることで、自分のアンテナでキャッチできた時、自分が生きる力となったり、背中を押してくれたり、自分を支えてくれたりするものです。

 

本を読んでいますか?人の話をきいていますか?本や人の話の中から、自分にとっての宝探しができますよ。