授業の中で子どもと向き合う時、先生側にも役割分担があります。

 

指導の中心となる人、それを助ける人、そして1人1人のこどもを助ける人。

 

私たちはそれを、T1、T2、支援という言葉で言います。

 

今回は支援という立場のことについてお話したいと思います、

 

子ども達によっては、授業が難しいな、よくわからなくて困っているということもよくあることです。

 

そういうときは 支援教員の登場です。

 

1人1人の困り感を理解し支援することが支援者の役割です。

 

実はとっても難しいことなんです。

 

1人1人の子ども達の個性を受け止めて、その場で支援方法を駆使し実行しなければなりません。

 

あの子を支援してうまくいったからこの子にもうまくいくとはかぎりません。

 

支援をすることは実に難しいことなのです。

 

学校には支援をする立場の先生が配属されています。

 

難しく大変な責務を負わされますが、こどものためにと頑張っています。

 

1人1人の子どもに出会う度、支援方法の違いを感じることはしょっちゅうです。

 

あたりまえです、子ども達は1人1人ちがうのですから。

 

子ども達と出会う度、支援方法の引き出しが子どもの数だけ増えていきます。

 

引き出しは先生のスキルであり、たくさんの子どもと出会うことができたのだという証です。

 

私はたくさんひき出しをもっていることが自慢です。

 

子どもに出会う度、どの引き出しから出そうかなと考えます。

 

後輩先生に引き出しから出して指導法を提案することもあります。

 

うまくいかないこともありますが、そういう時はちがう引き出しから出してみればいいわけです。

 

引き出しをいっぱいもつことは、先生としての経験を積み重ね、子どもと真摯に、誠実に向き合うからできることだと思います。

 

先生どうしで引き出しから支援方法を出しあうことで、その子どもにとってのより良い支援方法が見つかった時、先生としての達成感を感じたりします。

 

ですから。先生集団が信頼関係で結びついている、簡単に言うと仲がよいことが1番大切だと思い、先生集団の在り方は学校教育の中心にあるものだと思っています。