人にとても大切なことを伝えたい時、相手の目を見て、声も抑揚豊かに話すと効果的かもしれません。
学校の先生たちは、子ども達と毎日過ごす中でそういうスキルを身につけていきます。
経験のなせる技です。
私の引き出しには話し方スキルの1つに、子どもと目を合わせずに自分の思いを伝えるというのがあります。
よさであったり、成長であったり等、背中から褒めます。
まるで1人ごとをいってるかのような、低いささやくような声でです。
ちょっと素直になれずつっぱってしまいたくなる個性であったり、そういうお年頃の子ども達も、ほめられることはもちろんうれしいに決まっています。
むしろ、褒められたい、認められたいと誰もが願うことでしょう。
目と目を合わせることが苦手な子ども達にとって、この伝え方はとても効果的です。
褒められて喜んでいる顔をみることはできませんが、喜んでいることは間違いありません。
「あなたのよさをちゃんとわかっているよ」
「あなたは成長しましたね」等
私たちはよさや成長を見落とさず、その都度伝えていくこと、それが先生として大事なことだと思っています。
この小さな積み重ねは、何年も経過することで大きな成長となります。
自己肯定感を高めることにつながります。
社会で生きていく力になります。
そのための、私の引き出しの中に入っている背中に語るスキルです。