以前、某大学の教授♀の新聞記事を読みました。

先生の講演会に伺ったことが数回ありますが、小柄で痩せた、きれいな方でした。

繊細な声での講演。

小説も書かれている方でした。

新聞記事には、こう書かれていました。

「凝視するということ」

文字で表現するためには、対象を客観的に、私情を交えず書く必要がある。

感じたり、考えたりするのは読者。

読者の意識を操作する文章もありますが、あくまでも対象を凝視し、ありのままを描出することが大事、と。

教授の書く小説は、描写が丹念で、透明度が高く、汚さ、泥臭さがなかった。

人柄をそのまま表しているような文章でした。

私には、あまりにもきれいすぎて、洗練されすぎていて、近寄り難いくらい神々しい文章でした。

今は、どうされているのでしょうか。

小説を書かれている方は、愛知県内でも名医として有名な眼科医の先生もいらっしゃいます。

さまざまな職種、さまざまなキャリアの方々がアマチュア作家として活動されているのです。



書く。

何ゆえに書く。



こんなことを自問自答しながら書き続けていらっしゃいます。

書かずにはいられない衝動があるから書くのでしょう。

書くことから離れても、また書くことに戻る方々が多い。

書くことで出口を見つけられることもありますし。

読者の感じ方は、千差万別かもしれませんが、それに動じず書き続ける作家はすごいですよね。




ブログを書く。

何ゆえに書く。



私の場合は、寂しいからガーン

言葉に出して言えなかったから。

言ってもしかたないと諦めているから。


かもしれませんね。