おはようございます。

とても久しぶりな記事になります。

 

 

 

 

わたしの働く特養で、コロナが広がってしまい

大変深刻な状況になっていましたが

ようやく感染対策の成果が出てきたので

それについて書こうと思います。

 

 

 

 

約120名の入所者さんたちが5つのフロアで

過ごされています。

コロナはインフルエンザと同じ5類の感染症に

なりましたが、わたしたちは日頃から

感染症を施設内に持ち込まないように

とても気を使っています。

 

 

 

 

 

しかし、職員が感染症を持ち込んでしまうことは

どうしても起こってしまいます。

今回のコロナの広がりも発端はそうでした。

 

 

 

 

あるフロアで職員2名が続けてコロナに感染し

それは、24人いる入所者さんのうち

7名に広がりました。

 

 

 

 

7名全員が同じ日に陽性になったのではなく

順番に感染して行ったとおもわれます。

その日からわたしたちの大変な日々が始まりました。

 

 

 

 

 

他の入所者さんにこれ以上感染を広げないために

陽性の利用者さん達をレッドゾーンに隔離し

感染しているかもしれない利用者さん達を

イエローゾーンに。

そして、感染の可能性の低い方々をグリーンゾーンで

過ごしていただくことにしました。

 

 

 

 

 

 

看護師は1名で24名の方の健康観察やケアにはいります。

なので、まずはグリーンの方の検温やケアから始めて

次にイエロー、最後にレッドという風に回りました。

 

 

 

 

 

レッドのゾーンに入る時には、防護ガウン、手袋2重、

マスク、フェイスガード、頭にかぶる帽子?を着用し

注意しながら入ります。

その姿で長時間いるのでまるでサウナのようで

汗がながれて暑くてたまりませんでした。

 

 

 

 

 

陽性のかたは激しく咳をされ、発熱も38~39度

みられました。

アイスノンの交換、お薬の与薬、食事介助

おむつ交換など介護士さんと協力して

ケアを行い、レッドゾーンから出ると

着ていた防護用品を注意深く脱いで感染用ゴミ箱に

捨てます。

 

 

 

 

 

一つのフロア内に一時は4つもレッドゾーンがあったので

そこに入るたびに防護して、また脱ぐ、の

繰り返しが1日に何回も行われます。

 

 

 

 

大事なのは、これ以上感染を広げないように

することなので、とても気を使いました。

感染対策に慣れていない介護士も数名いて

不十分な対策でレッドゾーンに入ってしまったり

することがあり、そこはしっかりと注意して

理解してもらうようにしました。

 

 

 

 

 

 

そして、やっと新たな陽性者が出なくなり

既に感染隔離していた方も順番に隔離解除の日を

迎え、いま残る1名が療養されています。

 

 

 

 

 

コロナ対応をしているとき、

心が折れそうになるような出来事もありました。

 

 

 

 

 

 

コロナの出ていないフロアの職員たちが

コロナ対応をしている職員に対して

「同じ施設内を歩かないで欲しい。」

と言ってきたのです。

 

 

 

 

気持ちは理解できます。

しかし、これは、正しい感染対策と

正しい知識があれば、間違った考えであると

わかります。

 

 

 

 

 

いろんな意味で、とても学びの多い日々でした。

 

 

 

 

 

 

では、今日も緊張感を持って

お仕事に行ってきます。

 

 

 

 

 

けいにゃん