- エヴァンゲリオン解読 新版―そして夢の続き/北村 正裕
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「22才の別れ」伊勢正三さんの名曲ですが、悲しい曲なのですが、三十路になって聞くと、このヒロインはもしかしたら「普通の幸せ」にしがみついたのはよかったのかもしれないと思いました。「エヴァ」の主要人物ミサトと加持が別れたのもちょうどこのころです。そして8年後二人は再会して復活愛になるのですが、一見すると大人の男と女のいい恋愛にみえるのですが、ミサトは恋に悩んで辛そうだし、加持はどんなに体を求めあっても(ミサトとは)分かり合えないというし、なんか明るい未来がみえないような気がします。ちょうど「エヴァ」にただよう閉塞感のように。私は最近はミサトの部下のマコトのような普通の青年がいいようなきがします。脇キャラだけど。「22才の別れ」もちょうど学生時代の恋愛の終わりなのですが、女性の場合あの時別れなければ・・・とかより、なんであんな男と付き合ったんだろうという後悔の方が大きいです。年齢にもよりますが、ミサトのように三十路になって男との約束を信じ続けるのはつらいと思います。「エヴァ」は話が濃すぎるので解説本も必要かなと思います。情熱的な恋愛というのは意外と長続きしないものです。勝負の世界に生きる男もかっこいいですが、結婚とかの対象なら普通の男性と穏やかな生活のほうがいいです。女性の方の器にもよりますけど。加持かマコトかあるいはシンジのような年下美少年かは。